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トラベルライターのTAKUMAです。
日本人で投資を行なっている人の割合は、約9%程度だという事をあなたはご存知でしょうか。
これは世論調査による調べで分かったことですが、その内の20〜30代ではもっと少ない数字が上がってきています。
最近日本では年金問題で老後には2000万円必要だ!といった問題も取り上げられましたが、今は個人で資産運用する時代になってきています。
銀行に預けるだけではATM手数料すら補えない状況となっており、これらをどう運用して行くのかが今後の鍵になるといっても過言ではありません。
今回はそんな将来のお金に悩む20代の為に、初心者でも簡単に取り組めるおすすめの資産運用方法に関して詳しく解説しています。
- 20代から資産運用を初めてみたい方
- これまで一度も資産運用をした経験がない方
- おすすめの資産運用方法について知りたい方
目次
20代に資産運用が必要な理由

20代に資産運用が必要な理由としては、大きく分けて以下の2つがあります。
- 貯金では利息がつかないから
- 長寿化でこれまで以上にお金が必要になるから
私たちに馴染みの深い「ゆうちょ銀行」の利息が、どのくらいかご存知でしょうか。
ゆうちょ銀行の利息は普通貯金で0.001%となっており、仮に1000万円を1年間貯金しておいたとしても1万円にしかならない訳ですね。
これをもし利息5%で資産運用した場合は、50万円の不労所得になります。
銀行に預けておくよりも長い目でみて資産運用した方が、将来的には貰えるお金が全然違うのがメリットといっても過言ではないでしょう。
勿論、投資ですのでリスクもある訳ですが、しっかりとリスクと向き合って対応して行けば安全に資産運用する事が可能なんです。
特に私たちが高齢者になった時には、頼みの綱である年金制度もどうなっているか分かりませんし、今以上に消費税も上がり物価も高騰しているかもしれません。
20代から資産運用を始めるメリットとデメリット

20代からの資産運用といってもそのメリットは魅力的だけど、リスク(デメリット)がやっぱり気になりますよね。
投資はあくまでも貯蓄とは違うので、少なからずリスクが伴います。
しかし、そこをしっかりと把握して上手く対応する事が出来れば、とても魅力的なお金を増やす方法の一つなんですね。
20代から資産運用を始めるメリット

20代から始める資産運用のメリットとしては、大きく分けて4つあります。
- 少額からでも始められる
- 目標額まで貯めやすい
- 安全な方法を選択できる
- 経験を積める
特に20代は時間があるので長期的な目線で資産運用する事が出来る点が最大の魅力といっても過言ではないでしょう。
これが40代からとなった場合は、奥さんも子供もいる状態になるのでなかなか投資に回せるお金がなかったり勉強する時間もなかったりします。
資産運用のメリット①:少額からでも始められる
最低1万円からでも始める事が可能な資産運用ですが、20代から始めるからこそたっぷりと時間をかけて資産運用を長きに渡り行う事ができます。
投資と聞くとお金持ちの人々がやるようなイメージですが、実際に投資のやり方にも様々な方法があり、勿論額がそれだけ大きければリターンも見込めるのでそれに越したことはありません。
しかしながら、20代ではそこまで投資に回せるお金がないのが現状なので、お金がない分時間を使って将来の為に少額から投資を行うのです。
資産運用のメリット②:目標額まで貯めやすい
資産運用に至っては、どのくらい時間がかけられるかはとても重要なことです。
50代から投資を行うよりも20代から投資を行なった方が、かけられる時間が倍以上違いますし貰える額も変わってきます。
資産運用は早ければ良いというものではありませんが、20代から取り組んでおいた方が得するのは言うまでもありません。
例え少額から投資を始めたとしても20代であれば、たっぷりと時間をかける事が出来るのでしっかりと資産を築く事が可能ですね。
資産運用のメリット③:安全な方法を選択できる
投資には様々あると言いましたが、ハイリスクハイリターンのものもあればローリスクローリターンのものもある訳で、20代だと無理してハイリスクなものを選択する必要がありません。
40代や50代と比較して投資にかけれる時間がたっぷりあるので、長期的な目線でローリスクローリターンの資産運用を行えば十分将来的にはしっかりとした資産を形成できるからですね。
資産運用する時間がない人は、ハイリスクな方法を選択しがちなのでその分リスクも高くなります。
資産運用のメリット④:経験を積める
どのようなビジネススキルも一朝一夕では身につきません。それは資産運用でも同じ事が言えます。
20代と言う若い時から少額でも資産運用を自身のお金で行なっている人は、時間をかけて知識と経験を積み重ねる事が出来る訳ですね。
20代から資産運用を始めるデメリット

逆に20代から資産運用を始めるデメリットとしては、以下のような項目が挙げられます。
- 元本割れする可能性がある
- 多くの時間を割かれる
①は簡単にいったら全てのお金を失うリスクがありますよ。と言う事です。
投資ですから前述したように、少なからずリスクは伴います。
資産運用のデメリット①:元本割れの可能性がある
元本割れ(もとほんわれ)とは、最初に投資した金額よりも価格が外部的要因で変動し、下回る事を意味します。
簡単に言ったら、最初に投資したお金が少なくなってしまうと言う事ですね。
最悪、投資方法によっては0になると言っても過言ではない訳です。
資産運用のデメリット②:多くの時間を割かれる
20代で資産運用を始めると言っても最初は右も左も分からない訳ですから、資産運用に関する勉強が不可欠です。
また、株やFXなどのハイリスクハイリターンな投資方法を行なっている方であれば、逐次チャートを確認したり日々のニュースに目を光らせたりしないといけないので多くの時間を割かれてしまいます。
最近だと仮想通貨もその類で、投資というよりはギャンブルと言っても過言ではありません。
そうなってくると他の事が手につかなくなるので、必然的に多くの時間を割くことになる訳ですね。
20代の資産運用におすすめの方法

20代から資産運用を始めるには、大きく分けて5つの方法があります。
- ソーシャルレンディング
- 債券
- 投資信託
- ロボアドバイザー
- 不動産
この中でも特におすすめなのが、
- 投資信託
- ロボアドバイザー
- ソーシャルレンディング
の3つですね。
その理由も含めて、以下からそれぞれ詳しくご紹介して行きます。
おすすめの資産運用①:ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、投資家と投資して欲しい会社等を繋げるマッチングサービスです。
インターネットを活用し少額1万円からでも気軽に投資する事が可能で、利回り(毎月もらえるお金の割合)3〜10%のお金を手にする事ができます。
長期的な資産運用にも向いており、未経験の方でも気軽に始められるため最近はとても利用者が多くなってきている話題の資産運用方法ですね。
おすすめの資産運用②:債券(さいけん)

債券(さいけん)とは、国や企業が投資家からお金を借りるために発行する有価証券の事を言います。
ここでいう有価証券とは、簡単に言ったら株のようなものです。
債券には期間が定められており、その期間がくると投資した金額が全額投資家に支払われる仕組みとなっています。
勿論、利子付きで支払われるので、その利子分が投資家の儲けとなる訳ですね。
また、国が発行している国債(債券のこと)は個人で買うことも出来るようになっており、その年利は0.05%と銀行に預けている状態と変わりないので、あまりおすすめしません。
おすすめの資産運用③:投資信託(ファンド)

投資信託(とうししんたく)とは、ファンドとも呼ばれている資産運用の方法であり、複数の投資家から集めたお金を、運用の専門家が変わりに債券や株式に投資してくれる方法です。
その投資で得られたお金を、複数の投資家で最初の投資額に沿って分配する訳ですね。
ちょっとややこしいですが、簡単に言ったら投資は難しいからプロにお金を預けて運用してもらいましょうと言う事です。
貯蓄とは違い元本(預けたお金)が保証されている訳ではないので、リスクは少なからずあるものの投資信託は
- 少額から始められる
- 株式や債券などに分散投資する事ができる(リスクを軽減できる)
- 運用の専門家に行なってもらえる
- 高い透明性がある
などのメリットがあるので、初心者の方にはとてもおすすめの資産運用方法の一つです。
おすすめの資産運用④:ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、その名の通りロボットが自動的にあなたの資産運用を行なってくれる方法です。
低コストで始める事ができる上に、あなたの変わりに自動でロボットが資産を運用してくれるので、極論ほったらかしでも大丈夫な資産運用方法ですね。
ロボアドバイザー は投資の勉強するのが面倒な人や、これまで一度も資産運用を行なった事がない方に特におすすめの方法です。
おすすめの資産運用⑤:不動産

不動産とはアパートやマンションを購入して、住居者に提供する事で利益を得る資産運用の方法の一つです。
ご想像の通り初心者には向かない方法なのですが、その理由としては最初に巨額の経費がかかる上にその後の運用・管理もかなり大変な事から不動産に関する知識がないままで行なってしまうと損してしまう可能性が高い投資です。
また、不動産投資と一言でいってもマンション一室だけ買い取って提供したり、一棟だけ買い取って提供したりとその形態は様々あります。
不動産投資に挙げられるリスクとしては、
- 空室のリスク
- 家賃滞納のリスク
- ローンの返済が滞るリスク
- 価格変動のリスク
などがあります。
どちらにせよ初心者が手を出して良い、資産運用方法ではないことは明らかですね。
20代から始める資産運用で大事なこと

20代から始める資産運用で、大事なことは以下の3つです。
- 長期で投資して予想しない
- 定時定額を守り購入する
- リスク管理の為に分散投資を行う
特に20代で始めて資産運用を行う方は、それぞれとても大切なことなので必ず厳守して覚えておくようにしておきましょう。
以下から詳しく解説しますね。
資産運用で大事なこと①:長期で投資して予想しない
20代からの資産運用でもっとも大切なことは、長期で投資して予想しないことです。
投資は短期で上がり下がりを予測してトレードする方法もあるのですが、その方法だととてもハイリスクであり常にチャートを気にする事になるので初心者にはおすすめできません。
資産運用で大事なこと②:定時定額を守り購入する
定時定額を守り購入するというのは、価格が下がった時に買ったりするのではなく常に毎月決まった金額でその時に買える分を購入する事を言います。
投資の成績というものは「投資の成績=量✕価格」で出す事ができる為、実際に安い時に大量買しても、長期的なスパンで見た場合には投資の成績的には変わらないからです。
それに定時定額で購入する事で、精神的にも楽に資産運用を行う事が出来ます。
資産運用で大事なこと③:リスク管理の為に分散投資を行う
投資はあくまでもリスクが伴う行為なので、そのリスクを管理する為にも分散投資を行う必要性があります。
分散投資とは、一つの案件に全ての資産を投資するのではなく、他の案件にも分配して投資する事で一つの案件がダメになっても他が生きているので、それ程ダメージは少ないと言った方法です。
20代の資産運用には少額投資がおすすめ!

20代の資産運用には少額投資がおすすめであるとは、前述しましたが
と疑問に思いますよね。
実際に20代で始めて資産運用を行うのであれば、以下の3つのサービスがおすすめです。
全てを行う必要性はないですが、一番ベストなのは最低でも2つは利用して分散投資する事ですね。
以下からそれぞれのサービスに関して、詳しく解説して行きます。
おすすめ少額投資方法①:つみたてNISA

2018年の1月からサービスが開始された、比較的新しい投資信託サービス「つみたてNISA」。
日本では基本的に投資から得たお金には、20.315%の税金がかかるようになっています。
しかし、つみたてNISAで得たお金はこれが0になる訳ですね。
非課税期間には利用開始から20年という制限があるものの、資産運用をしたい方からしたらとても魅力的なメリットなんです。
特につみたてNISAは投資初心者におすすめのサービスで、値動きと上手く付き合う為の
- 長期
- 分散
- 積立
に向いているサービスです。
また、つみたてNISAは金融庁が認めた投資信託やETF(上場投資信託)のみを扱っているので、とても安心して利用する事が出来ます。
おすすめ少額投資方法②:クラウドバンク

ソーシャルレンディング業界の中でも、TOP3に数えられる業績を持っている「クラウドバンク」。
クラウドバンクとは、日本クラウド株式証券会社が運営しているソーシャルレンディング事業で、その特徴としては
- ファンド(投資信託)の種類が多い
- 募集金額200億円以上の実績を持っている
- 少額(1万円)からの投資が可能
- 利回りが高い(平均6.99%)
などが挙げられます。
また、スマホアプリからでも簡単に投資する事が出来る上にファンドの種類が多い為、リスク管理の為の分散投資も行う事が出来ます。
長期運用したい初心者の方には、おすすめのサービスですね。
おすすめの少額投資方法③:ウェルスナビ

今現在、人気No. 1のロボアドバイザーと呼ばれている「ウェルスナビ」。
- 投資運用方針の決定
- 銘柄の選定
- 売買
- メンテナンス
これらを自動で行ってくれる事で有名で、忙しいサラリーマンや主婦の方に絶大な人気を誇っている資産運用方法の一つです。
最低投資金額が10万円からとちょっとお高いですが、初心者の方でも一度投資してしまえば後はほったらかしでも気にする事なくAIが自動で資産運用してくれるのでとっても楽。
また、サービス利用手数料も1%とかなり低いので、運営コストもそれほどかかりません。
資産運用で初心者に難しいところは全て自動で行ってくれるので、初めての方でも気軽に利用する事が出来ますね。
20代の資産運用初心者におすすめの本
資産運用が初めての方には「積み立て投資でお金をふやす」 が漫画で分かりやすい内容となっているのでとてもおすすめです。
私も全て読みましたが、初心者の方でも分かりやすく一から解説してあり資産運用に関してとても大事な事がいくつも書かれていました。
20代の資産運用に関するよくあるQ&A

ここでは20代の資産運用に関するよくある質問を、詳しくまとめてみました。
- 投資と貯蓄の違いってなんですか?
- 投資はリスクが怖いのですが大丈夫でしょうか?
- 資産運用初心者は何から始めれば良いでしょうか?
- 資産運用で得たお金にも税金は掛るのでしょうか?
- スマホ一つで資産運用出来る方法はありますか?
- 資産運用として仮想通貨はどうなのでしょうか?
それぞれこれから資産運用を始めてみようかと少しでも思っている方には、関係がある質問内容となっているので、是非とも参考程度に目を通してみてくださいね。
Q1:投資と貯蓄の違いってなんですか?
投資とは、お金が増える事を期待しながら行う行為を示します。
逆に、貯蓄とは安全確実な方法でお金を管理する事を意味します。
投資にはリスクが伴いますが、貯蓄にはリスクはそれ程ありません。
Q2:投資はリスクが怖いのですが大丈夫でしょうか?
投資のリスクは、長期積み立て投資で付き合う事が大事です。
それと合わせて、前述したように”分散投資”を行う事も大事ですね。
リスク管理がしっかりと出来ていれば、必要以上に心配することはありません。
Q3:資産運用初心者は何から始めれば良いでしょうか?
資産運用初心者の方は、まずは上記でおすすめしている本「コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす
その後は、初心者におすすめの少額から始められる
- つみたてNISA
- クラウドバンク
- ウェルスナビ
のどれかの利用を検討してみて下さいね。
Q4:資産運用で得たお金にも税金は掛るのでしょうか?
資産運用で得たお金にも税金はかかります。
具体的には、20.315%の税金が掛かります。
例えば資産運用で得たお金が100万円あるのならば、その内の約20万円ほどを税金として納める事になりますね。
Q5:スマホ一つで資産運用出来る方法はありますか?
スマホ一つで行いたいのであれば、
- クラウドバンク
- ウェルスナビ
の2つがおすすめです。
アプリケーションで管理する事ができて、その場で投資する事も可能となっているのでサクッとお手軽に資産運用を行う事が出来ます。
その他にも資産運用をスマホ一つで出来るサービスはあるのですが、どれも初心者の方には難しいように感じますね。
Q6:資産運用として仮想通貨はどうなのでしょうか?
仮想通貨は投資ではなく投機(とうき)に近いので、あまり初心者の方にはおすすめしません。
一昨年前「億り人」なる言葉が流行りましたが、仮想通貨はとても値動きが激しく常に上下している状態なのでギャンブル性がとても高いです。
20代でよっぽどお金に余裕がある方や、勉強のために少額で行うのであれば良いのですが、ガッツリ突っ込んで一攫千金みたいな感じで考えている方は辞めておいた方が身の為です。
20代は投資と資産形成の習慣を身に付けよう!

20代でお金に余裕がある方はガッツリと早いうちから資産運用した方が良いのですが、誰もがそうではないのでまずは少額から始めてみる事をおすすめします。
資産運用は前述した通り、長い時間をかけて行う事で将来得られるお金が増えるのが特徴です。
20代という時間があるうちに、しっかりと今から投資と資産形成の習慣を身につけておけば将来お金に困ることはありませんよ。
是非とも今から少額からでも良いので、資産運用を始めてみましょう。