先日、図書館でふっと気になったタイトルの本(ブスのマーケティング戦略)を見つけたので、手にとってみると目次を見てとても面白そうだったので、即購入してしまった。
内容を簡潔にいうと、ブスの税理士が人生をマーケティングで戦略的に成功させるといった内容で、自分の欲望に忠実に生きてきた筆者の人生の気づきや考え方がマーケティングの視点から紐解かれている。
- プロダクト分析
- セグメンテーション
- 3C分析(顧客、競合、自社)
- PDCAを回す
- リーン・スタートアップ
- クロージング
- 市場調査
- 4P(プロダクト、プレイス、プロモーション、プライス)
などのマーケティングではよく使われるワードが所々分かりやすく解説してあり、女性だけではなく男性にもとても分かりやすい本でした。
今回はそんな”ブスのマーケティング戦略”を読んだ感想をまとめてみようと思います。
マーケティングの考え方はどんな人にも必要な思考

「マーケティング」と聞くとなんだから難しい経営学の話かと思われる方も多いかもしれませんが、このブスのマーケティング戦略では筆者の「税理士 田村麻美」さんの人生を通して面白おかしくコミカルに書かれているので大変分かりやすいです。
そもそもマーケティングとは、
商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。
出典:Wikipedia
のことを言います。
ここでいう“商品”を自分に置き換えて考えて、人生を成功へ導き出したのが、田村麻美さんご本人なんですね。
自分という商品を客観的にみてどうすれば売れるのか(結婚できるのか?また、男性とやれるのか?)を本書では緻密に計算して、トライアンドエラーを繰りかえし、PDCAを回しておられます。
そういったユニークな内容がとても面白く、考える視点が人と違って面白いなぁと感じ、とてものめり込みました。
女という生き物が、いかに狡猾であるかわかる本
これは男性視点になるのですが、読んでて感じたのが「女という生き物が、いかに狡猾(こうかつ)であるかわかる」ということ。
狡猾(こうかつ)とは「悪賢いこと。」を指し、女性がこれほどまでに打算的だとは思いもよりませんでした。
まさに漫画「トモダチゲーム」で言うところの主人公のような感じです。

サイコロを振る回数を増やせば、確率は上がる
本書でもなんども言われていますが、なんでもまずはやってみてからそれから結果を分析し、なんどもトライアンドエラーすることが大事です。
テキ屋のくじ引きも引く回数を増やせば、当たる確率も高くなる(入ってなかった時は残酷ですが)のと同じように、人生においても行動あるのみだと言われていました。
行動してダメだったら、また次の行動に移してそれでもダメだったらまた次の…となんどもトライしてみることが重要。
もちろん、闇雲に行動しまくって分析を怠り、同じことを繰り返してはいけませんが、行動しなければ何も始まらないのでまずは行動してみること。だそうです。
まとめ:ブスのマーケティング戦略【書評】
これまでマーケティングに関する本は何冊か読んできましたが、ここまでユニークで分かりやすく筆者と親近感が持てる本は他にはなかったですね。
僕個人もライターを生業としているので、いつかは本を出版したいと考えていますがいつになることやら…(あと、絵本も出版したい)
自分の容姿や人生で悩んでいる人、特に若い人に読んでもらいたい一冊だと思います。
興味のある方は、是非とも読んでみてくださいね。