こんにちは!
実家が専業のみかん農家のTAKUMA(@TAKUMA43330075)です!
年末も近くなり、だんだんと忘年会シーズンとなってきましたね!
僕も明日は、忘年会なのですよん。
さてさて、今回は「みかん農家は儲かるのか?」という疑問についていつも通り、サクッと調べてみました。
僕の実家も代々みかんの専業農家です。
僕がちゃんと後継者として、後を継げば僕で3代目になりますかね…
そんな、みかん農家の年収や仕事内容について実際に体験している僕の声も踏まえて、まとめてみましたよ!
目次
みかん農家は儲かるのか?

実際のところ、僕が経営しているわけではないのでお金の動きに関しては、アバウトな感じしかわかりません。
ちなみに、みかん農家の平均年収は以下のようなデータとなっております。
みかん農家の年収の平均は、653万円でした。
平均年収推移は646万円~660万円となっています。
【お給料(月収)】
約40.8万円
【最大年収】
1000万円以上
【みかん農家の年収算出方法】
139万円(みかん農家の10a当たりの収入)×23.5a(全国平均の一戸当たり経営耕地面積)=326万円、みかん農家で働く人数を仮に5人(家族経営)とすると3266万円÷5人=653万円
参照元:http://heikinnenshu.jp/farmer/mikan.html
年収としては、栽培面積もですが施設栽培でみかんを育てているか、にもよりますね。
僕の自宅も以前親父から
と言われたことがあるので純利益としては、上記のような感じに近いと思います。
実際に、儲かっているのか?
と言われると
と考えさせられる、数字ですが田舎なので生活には困らないレベルです。
地方だと物価も安いですし。
みかん農家の年齢別の年収とボーナスはいくらぐらいなのか?

次に年齢別のみかん農家の年収とボーナスについて詳しく見て行きましょう。

年齢別にみると40代から50代がピークのようですね。
農業は、主に自分の体が健康でないと出来ない仕事な上に、若いうちは技術面で不安がありそこまで、栽培面積を増やしたりすることができずに、収入面で伸び悩んでいるみたいです。
40代から50代にもなると自信がついて栽培面積を増やして、収入面でも大きくアップしているのが伺えます。
流石に、60代以上となると身体の健康面が不安になりチャレンジする方も少ないのが現状です。
体にもガタがきたりしますし、農家は付き合いからくる飲み会が多いため身体にもガタがきやすいと思います。
みかん農家の男女別の年収・月収の平均

ちなみに、みかん農家の男女別の年収・月収の平均は以下の通りです。

このデータは、厚生労働省の調査で算出された男女比率から独自に男女それぞれの40代の平均年収を予測されたものです。
やはり、女性よりも男性の方が若干高い傾向にあるようですね。
男性の方が力仕事は適していると思われますが、現代農業はITやAIの技術革命によりそれほどの労力を要さないでも簡単に栽培できる作物は存在します。
女性の方で、農業分野にチャレンジしようとお考えの方はしっかりと自身とその土地にあった作物を選ぶ必要性があります。
みかん農家の生涯賃金はいくらなのか?

みかん農家の平均生涯賃金は、新卒から定年まで働いたとして推定約2億8000万円です。
ちなみに日本の生涯賃金の平均は、約1億8000万円なのでそれからしたら約1億円も差があります。
サラリーマンや公務員で、一生上司に使われているぐらいならみかん農家をやったほうがマシですね。
みかん農家の仕事内容はどうなのか?

みかんの栽培には、年中通して作業があります。
- みかんの収穫作業
- 木々の選定作業
- みかんの消毒散布作業
- みかんの摘果作業
とうとう、このほかにも細々とした作業が1年を通して行われています。
それに、施設(ビニールハウス)などで栽培されるみかんもあり、それらの品質と単価は高くなりますがそれに比例して労働力も大きくなります。
近年では、消費者のニーズや栽培環境に合わせて様々な栽培方法が生み出されています。
やっていて、死ぬほどきついワケではありませんがやっぱり、向き不向きはあると思いますね。
とか考えている方は、まずは長年やってきているみかん農家さんの元で1年ぐらいアルバイトしてみた方がいいかもです…
みかん農家の仕事の面白さとは?

僕の実家もみかん農家ですが、みかん農家の仕事の面白さはやっぱり手塩をかけて育てたみかんを「美味しい」と言って食べてもらえたときの嬉しさと、公務員や会社員と違い自然の中で仕事しているため、大変ストレスなく働けるところにあると思います。
それに、地域によりますが同じみかん農家の方々との交流も大変楽しくともに同じ作物を、試行錯誤しながら育てているため切磋琢磨できるとことでしょうか。
それ以外にも、農家は地域との親密な関わりがあるため地域のイベントや活動に積極的に参加したりしてコミュニティを深めることも大事になります。
そういった地域との関係性やこれからその土地で暮らしていくために、土地をよく知っている先輩農家さんたちとの交流なども、大変参考になると思いますよ。
みかん農家の求人はどうやって見つけるのか?

みかん農家の求人は、求人募集サイトで少数ですが見つけることができます。
たまに、リゾートバイトの方でも掲載してあるときがるので、気になる方は探してみてくださいね!
生活費のかからない住み込みバイト?業界No.1の高時給 リゾートバイト.com
また、勤務地としては有名産地である和歌山県や静岡県での募集がほとんどですが、もし九州地方で働きたい方は僕にご連絡いただけるとご紹介しますよ!
(忙しい時期は、連絡が大変遅れるかもしれませんが…)
給料面では、アルバイトなら時給900円~、契約社員なら月給15万円~18万円、正社員になると15万円~30万円と、農園の規模などによって幅がありますので、しっかりと事前確認してから申し込むようにしてください。
その際は、期間限定の短期アルバイトから、研修生の募集まで、いろいろな形態での募集がありますのでご自身に合ったお仕事を選んでくださいね!
また、みかん農家として将来的に独立して就農することを考えているならば、就農フェアで自治体や農業生産法人の担当者に相談をするか、「全国新規就農相談センター」のサイトやその他の農業ポータルサイトなどの求人募集を探すのがおすすめですよ。
みかん農家のライフスタイル(仕事時間・休日・起床時間・収穫時期など)

みかん農家は、季節によって仕事内容が変わってきます。
ここでは、収穫時期(9月〜11月にかけて)のタイムスケジュールをご紹介していますので、是非とも「みかん農家をやりたい!」「みかん農家でアルバイトしてみたい!」とお考えの方は参考にしてみてくださいね。
- 8時~ 収穫開始
- 10時~ 15分休憩
- 12時~ 昼食
- 13時~ 引き続き収穫作業
- 15時~ 15分休憩
- 17時~ 収穫終了。後片付け
- 17時半~ 選果開始。
- 19時半~ 選果終了。後片付け
だいたい、このような流れですが家族経営の方々はもっと朝が早かったりお昼は、畑にお弁当を持っていってそこで済ます方々も多いですね。
この時期以外だと、農薬散布したり摘果作業(みかんの選別作業)を行ったり追肥したりと様々な作業があります。
みかん農家は、繁忙期と閑散期がはっきりしているので他の作物も合わせて栽培される方も多いですね。
僕の地域(佐賀県)では、みかんを栽培しながら米を栽培したり、玉ねぎを栽培したりされる方もいます。
また、みかんでも様々な品種の収穫時期をずらしたものをバランスよく栽培したりして、収益が1年を通してあるような工夫を凝らしているみかん農家さんもおられますよ!
こういったように、各農家さんで一年を通して違った作業内容を体験できるので、しっかりとアルバイトしようと考えている方は、その農家さんがどのような作物を栽培されているのかをリサーチすることも大事です。
みかんの主な産地はどこなのか?

みかんの主な産地としては、
- 和歌山県
- 愛媛県
- 静岡県
- 熊本県
- 佐賀県
が挙げられます。
これはあくまでも生産量のランキングですが、みかんの適した栽培地は温暖で水はけがよく、日光の照射量が多い南に適した傾斜地だと言われています。
ですので、この条件に当てはまる西日本の至るところでみかんの栽培は行われています。
また、各産地のみかんのブランドとしては代表的なのでいえば、和歌山県では「有田みかん」「紀南みかん」愛媛県では「愛媛みかん」、静岡県では「三ケ日みかん」などが有名です!
ちなみに、僕の地元佐賀県だと「佐賀美人」「あんみつ姫」などが有名ですよ。
みかん農家の後継者問題

1960年には1454万人もの農業者がいた日本ですが、2009年には農家の数は289万人まで減っており、その数約1100万人も50年あまりで減っているわけです。
減っている理由の大きな原因として、若者の都市への流失が考えられており東京一極集中などもその原因の一つですね。
また、理由の二つ目としては農業者の高齢化問題。
日本の現在の農業者平均年齢は、68.5歳と大変高齢となっています。
今では農業者として働く人の6割が65歳以上と言われており、更に後継者問題が追い討ちを掛けているため、日本では現在深刻な問題とも言われています。
だからと言って、若者の多くが就農しているかといえばそうでもなく、若者が就農するケースは極めて稀なケース。
特に若者の就農への問題となっているのが、以下の3点です。
- 初期投資費用がかかり過ぎること(参入障壁が高い)
- 収入のバランスが取れないこと
- 農業そもそものイメージが悪いこと
などが挙げられています。
これらの問題を国を挙げて解決していかない限り、日本の農業はこれまで同様衰退の一途を辿るでしょう。
みかん農家の嫁探し問題

農家の悩みのタネの一つでもある”みかん農家の嫁探し問題”。
特に農家の長男として生まれた僕にも、その大変さはとても分かります。
如何せん出会いがない田舎で、どうやって農家の嫁を見つけるのか?
それに今時の若者は、農業なんてしたくないと思っている人が多いようですが、意外に都心で生まれた女性は地方に憧れを持っている人も少ないありません。
以下のサイトで紹介されているように、元モデルで就農した。なんて事例もあるぐらいですから可能性が0ではありませんよね。
【農業女子PJ特集】第5回:農家の嫁でミセスジャパン2018日本代表! 発信力が光る農業女子
また、農家の方で嫁を探している方は、婚活サイトなどのサービスを利用するのも手段の一つです。
ちなみに、僕も婚活イベントには参加したことがありますよ!
以下は参加した時のイベントレポです。
婚活イベントの雰囲気や、参加者の様子など参考にしてみてくださいね。
これからのみかん農家の経営で大事なこととは?

今でもなおJA農協が舵を取る日本農業ですが、それでもしっかりと稼いでいる農家はたくさんいます。
そういった農家に共通して言えることは、
- JAと仲良くしつつ、自身でも販売経路を確保している
- 6時産業化などを行い収入源を独自に増やしている
ということですね。
特に今は、JAだけに頼り切った経営だと頭打ちになっているケースが多いため、より稼ぎたいと考える農家は販売経路を増やして単価を上げつつ、作付け面積を増やしていくことが大事。
デフレにより物が溢れ高額で売れない時代だからこそ、それぞれの農家で工夫が必要です。
まとめ:みかん農家が儲かるかはあなた次第!

みかん農家に限らず、農業は「先行投資型」ビジネスなので一回の失敗がそのまま赤字となり、のしかかってきます。
ですのでしっかりと、他のビジネスと同じく事業計画を練って計画的に農業に取り組んでくださいね!
農業というビジネスは、「先行投資型」のビジネスなんだけど
もし農産物を育てる過程で、病気になったり動物被害を受けたりすると
そこまで使用してきた、農薬や労働力はそのまま赤字になる。#半農半X#農業#みかん農家 pic.twitter.com/b7aFPY6azY
— TAKUMA@半農半Webライター (@TAKUMA43330075) 2017年11月14日
リスクは、高めですがやりがいはきっとあると思うので興味のある方は、是非ともチャレンジしてみてください!
でわまた。