最近、一部のGoogle検索結果のURLに突如として現れた「srsltid
パラメータ」。
「これって何?SEOに悪影響あるの?」と不安になった方も多いはずです。
この記事では、「srsltidとは何か」「なぜGoogle検索結果に含まれているのか」、さらにSEO担当者としてどう対応すべきかを、分かりやすく・深掘りして解説します。
srsltid
はGoogleの新たなトラッキングパラメータと考えられる- SEOランキングには直接的な影響はない(現時点)
- ただし、URLの共有時やトラッキング設定で注意が必要
- 必要に応じて
canonical
タグの設定やパラメータ除外の設定を検討すべき
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「srsltid」とは何か?

srsltid
は、最近一部のGoogle検索結果のURL末尾に付与され始めた、新しいクエリパラメータです。
たとえば、以下のようなURLになります。
https://example.com/page?srsltid=12345xyz...
このsrsltid
は、Googleが検索ユーザーのクリック動向をトラッキングするために追加したもの、と見られています。
- 例:Google検索結果 → リンクURLに
srsltid
付加 → サイトへ遷移 - 目的:クリックのトラッキング強化(Google内部用)

SEOへの影響はあるのか?
結論から言うと、現時点ではSEOランキングに直接的な影響はないとされています。
Google Search AdvocateのJohn Mueller氏も、同様の類似パラメータについて過去に「検索順位には影響しない」と発言しており、今回のsrsltid
についても同様の立場と見られます。
ただし、次のような間接的な影響には注意が必要です。
- URLの共有時に
?srsltid=
が付いたままだと、同一URLが重複扱いされる可能性 - 分析ツール(GA4やGSC)で「別URL」として認識され、データが分散される可能性

対策①:canonicalタグの見直し
canonical
タグを正しく設定することで、Googleに対して「どのURLが正規か」を明確に伝えることができます。
<link rel="canonical" href="https://example.com/page" />
このように、srsltidのようなパラメータがついても、正規のURLを指定しておけば評価が分散するリスクを避けられます。

srsltid
付きURL → canonical → 通常のURLに統合
対策②:Google AnalyticsやSearch Consoleでの除外設定
パラメータ付きURLを別ページとして計測したくない場合は、以下のような設定を行うと良いでしょう。
Google Analytics(GA4)での除外方法

- 管理 → データストリーム → 詳細設定
- 「クエリパラメータを除外」に
srsltid
を追加
Google Search Console(GSC)では手動の除外不可

GSCではURLパラメータの細かな制御は難しく、データが自動で分類されるため、基本的にはcanonical
対応が主な手段になります。

対策③:共有リンクに注意する
SNSやメールで自社ページのURLを共有する際、?srsltid=
がついたままのURLを貼ってしまうと、下記のような問題が生じる恐れがあります。
- 外部サイトに「srsltid付きURL」でリンクが貼られる
- 外部リンク数が正しくカウントされず、被リンク効果が分散
- UGCなどでURLが変わって認識される
URLをコピーする際は、必ずパラメータ部分を削除してから使いましょう。
なぜ今、srsltidが話題なのか?
このsrsltid
パラメータは、2025年6月頃から突如として目立ち始め、多くのSEO関係者が困惑しています。
これはおそらく、AIモードやAI Overviewなどの新しい検索UXにおける、トラッキング強化の一環だと考えられます。
Googleは、AI体験と通常検索の区別を明確にするために、ユーザー行動データをさらに詳細に把握しようとしているようです。
SEOとしての立場でどう見るべきか?
SEO担当者として、次のような観点で捉えるのが妥当です。
- 「SEO的に悪影響がある」と焦る必要はない
- でも「見慣れないURLには常に注意を払う」姿勢が重要
- 技術的な背景を押さえたうえで、ユーザー視点のUXにも目を配る
私たちはつい順位やリンクの有無に意識が向きがちですが、本質的にはGoogleがなぜそれを導入したかに目を向けるべきです。
「srsltid」に振り回されず、冷静に対応しよう
SEOにおいては、新しい仕組みが出てくるたびに「影響ある?」「設定すべき?」と動揺する場面も少なくありません。
しかし、今回のsrsltid
はGoogle側の内部トラッキング用途とみられ、検索順位には直接的な影響はないと考えられます。
基本的な対応を押さえておけば、心配無用です。
- 自サイトのURLに
srsltid
が含まれていないか確認 canonical
タグの設定をチェック- GA4のパラメータ除外設定を見直す
- SNSやメルマガのリンクからパラメータを削除

このような動きにいち早く対応し、検索体験やUXを損なわない運用を継続していきましょう。
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