Hello!
トラベルライターのTAKUMAです。
初めてのミュンヘン観光は、正直どこがおすすめなのか分からない人が多いと思います。
ミュンヘンといえばバイエルン・ミュンヘンFCでお馴染みのブンデスリーガ最強サッカークラブがある街で、サッカーファンには堪らない観光地です。
この記事では実際にミュンヘンで2ヶ月間かけて観光した筆者が季節を冬のミュンヘンに絞って、実際に訪れて良かったと感じたおすすめ観光スポットだけをご紹介しています。
これからミュンヘンを観光される方の、少しでも参考になれば幸いです。
ミュンヘンってどんな街なの?観光前に知っておきたいこと
ドイツの5大都市の一つに数えられる、バイエルン州最大の都市”ミュンヘン”。
人口は約130万人と日本で言うところの、さいたま市と同じくらいの人口が集中している都市になりますね。
街は比較的コンパクトにまとまっており、有名な観光スポットも市内に集中しているのでかなり観光しやすい街といえます。
市内にはStarbucksやマクドナルドといったファーストフードは勿論の事、和・洋・中様々なレストランが立ち並んでいます。
その他、滞在に必要なホテル代等は市内はかなり高めの水準となっていますが、郊外であれば1ヶ月間でも5〜6万円ほどで取れたりしますね。
治安に至ってはかなり良好で真夜中の一人歩きでも、それほど危険を感じることはありません。
物価に関しては日本と同じくらいか、少し高い印象を受けました。
また、日本人観光客に有名なシンデレラ城モデルとなった”ノイシュバンシュタイン城”へは、毎日ツアーが催されているので気軽に市内から参加が可能です。
ミュンヘン観光で冬におすすめできるスポット10選!
- ミュンヘン・レジデンツ:バイエルン国王の豪華絢爛な暮らし
- アルテ・ピナコテーク:ミュンヘンの美術館
- マリエン広場:ミュンヘンの中心地
- BMW博物館:ドイツが誇る世界でも有名な高級車
- ニンフェンブルク城:広大な敷地を持つバイエルン王の城
- カールス門:中世の歴史を感じる
- アザム教会:優雅なバロック建築
- エングリッシャーガルテン:公園でサーフィンができる
- ノイシュバンシュタイン城:シンデレラ城のモデル
- アリアンツアレーナ:バイエルン・ミュンヘンのホームスタジアム
上記で挙げている観光スポット以外にもたくさんの見所はありますが、その中でも特に私自身が訪れて良かったと感じたところだけを、10箇所に絞ってピックアップしています。
中でも“ミュンヘン・レジデンツ”と”マリエン広場”だけは、必ず行って欲しい観光スポットですね。
“ノイシュバンシュタイン城”以外は全てミュンヘン市内にあるので、頑張れば1週間以内で全て制覇することも可能です。
また、ミュンヘン市内の移動手段としては、トラム(路面電車)かUバーン(地下鉄)がかなり発達しているので移動する際には是非とも活用してみてくださいね。
ミュンヘン・レジデンツ:バイエルン国王の豪華絢爛な暮らし
ミュンヘン・レジデンツとは、1800年代にバイエルン王国を統一した“ヴィッテルスバッハ家”が住んでいた宮殿です。
その作りは圧倒的な貴族の世界観であり、ゆっくりと鑑賞すると丸一日はかかるくらいの広さになっています。
見学可能な施設自体は3箇所あります。
- レジデンツ博物館
- 宝物館
- キュビリエ劇場
それぞれ一枚のチケットで見学することも可能となっていますね。
宝物館には高価な宝石や宝剣、冠などまるでゲームのRPGに出てくるような物ばかり数多く展示されています。
劇場の方も映画のワンシーンを思い出すような作りになっているので、個人的には是非とも見学して欲しい施設の一つですね。
チケットの種類 | 料金 | 入場可能施設 |
Residence (レジデンツ博物館) | 7.0 € 6.0 €(学生) | ・レジデンツ博物館 |
Treasury (宝物館) | 7.0 € 6.0 €(学生) | ・宝物館 |
Theatre (キュビリエ劇場) | 3.0 € 2.5 €(学生) | ・キュビリエ劇場 |
Combination Ticket (コンビネーションチケット) | 11.0 € 9.0 €(学生) | ・レジデンツ博物館 ・宝物館 |
Triple Ticket (トリプルチケット) | 13.0 € 10.5 €(学生) | ・レジデンツ博物館 ・宝物館 ・キュビリエ劇場 |
アルテ・ピナコテーク:ミュンヘンの美術館
私が見学に訪れた時はもう一つの美術館が改修作業を行っていた為、全ての美術作品を“アルテ・ピナコテーク”の方に展示されていました。
元々の展示数もかなり多い上に、世界的に有名なゴッホが描いた”ひまわり”も展示されており、かなりの満足感を得られます。
ちなみに、ゴッホのひまわりは日本にも展示されており、その価格は約53億円で落札されています。
世界的に見ればゴッホのひまわりは全部で6作品現存しており、それぞれ同程度の価値があるので、是非とも一生に一度は見ておきたい作品の一つですね。
こちらもゴッホの作品ですね。
ゴッホの作品の中でも特に有名なものは南フランスのアルルに移り住んだ時に作成されており、ゴッホの”耳切事件”もそこで行われています。
また、今はこれだけ画家として有名なゴッホですが、生前彼が描いた絵が売れたのは約2,000点以上作品を生み出して1枚だけだと言われています。
彼ほど絵画に情熱を燃やし生涯に渡って継続的に取り組んだ画家は、他にはいないでしょう。
今でこそアートがしっかりと評価される時代になってきましたが、昔はそれほど評価されることもなくひっそりとした生活の中で描き続けてきた画家が大変多いです。
営業時間 | ・通常(月曜休館) 10:00~18:00 ・火曜日のみ10:00~20:00 |
入場料金 | 10€(日曜日のみ1€で鑑賞可能) |
マリエン広場:ミュンヘンの中心地
ミュンヘン市内の中心地に建設されている新市庁舎である”Neues Rathaus”。
ミュンヘンを訪れたのならまずはこの新市庁舎がある、マリエン広場に足を運んでみるのが良いでしょう。
新市庁舎には時計仕掛けのカラクリが施してあり、タイミングが良い人であればその様子を垣間見ることができます。
また、クリスマスシーズンになるとこのマリエン広場一体に多くの露店が立ち並び、大変華になります。
連日多くの観光客が足を運んでいる場所でもあるので、時期によってはかなり人が多いかもしれませんが、ミュンヘンを訪れたのであれば必ず行きたいスポットの一つですね。
BMW博物館:ドイツが誇る世界でも有名な高級車
世界的に有名な車メーカーであるBMWの本社は、ミュンヘン市内にあります。
主に観光客が見学できるのは、以下の3つの施設です。
- BMW博物館(BMW Museum)
- BMWワールド(BMW Welt):ショールーム
- 工場見学ツアー
上記の内無料で見学できるのは、BMWワールドのみとなりますね。
私が訪れた時は無料で見学できるところだけみて帰ったのですが、車に興味がある方であれば工場見学ツアーや博物館等も有料ではありますが、みる価値はあると思います。
世界的に有名な車の会社ということもあり、日本ではあまりお目にかからないようなハイテクな車もあれば、ミニクーパーなどのよく見かける車もチラホラ。
日本でも自動運転車の開発が進んでいますが、“駆け抜ける歓び”をキャッチフレーズにしているBMWでも積極的な開発作業が進んでいます。
実際にレベル4(高度運転自動化)と呼ばれる新型の開発車が日本に持ち込まれて、実験を行っている話もあるので、今後の動きにも目が離せませんね。
ちなみに、日本ではレベル2(運転支援)まで実用されています。
次世代の車が見たいと思っている方は是非ともミュンヘンを訪れた際には、BMW本社を見学してみてくださいね。
施設名 | 料金 |
BMW博物館(BMW Museum) | 10€ |
BMWワールド(BMW Welt) | 無料 |
工場見学ツアー | 12€ |
ニンフェンブルク城:広大な敷地を持つバイエルン王の城
“ニンフェンブルク城”は貴族が夏のバカンスを過ごすための離れてきなお城として、作られた場所です。
壮大な敷地面積となっており多くの観光客が訪れている場所でもあり、ミュンヘン市民の憩いの場としても有名な場所ですね。
庭園内は自由に出入りできるようになっており、犬の散歩をされている方やランニングされている方など多くの市民を見かけます。
一部の施設等は観光客向けに有料となっていますが、基本的には無料でみれる場所なので是非とも足を運んで欲しいスポットの一つですね。
庭園内には白鳥やカモなど多くの水鳥が生息しています。
しかも、人間に懐いているので餌を持っていると勘違いして、すぐによってきます。
周りはとても静かなところなので、心も落ち着いてとてもほっこりする観光スポットです。
インスタ映えなどを狙ってユニークな写真等を撮るのも良いですし、ここでしかお目にかかれないような珍しい野鳥などもいるので是非とも興味がある方は行ってみてください。
また、お城の中には豪華絢爛な美術作品が多数展示されているので、絵画に興味がある方はそちらもチェックしてみてくださいね。
チケットの種類 | 料金(時期によって変動あり) |
城のチケット | ・大人:6.00€ ・学生:5.00€ |
馬車博物館のチケット | ・大人:4.50€ ・学生:3.50€ |
庭園の館のチケット | ・大人:4.50€ ・学生:3.50€ |
共通チケット | ・大人:8.50€ ・学生:6.50€ |
カールス門:中世の歴史を感じる
ミュンヘン市内のメインストリートの入り口にある上記の“カールス門”。
中世に建てられた門であり当時は敵兵から攻め入られないように城門として使っていた趣きがあるのですが、今は市民の憩いの場所として活用されています。
門の前には広い広場があり夏は噴水が上がっており、腰をかけて休憩することもできます。
カールス門で記念写真等を撮る方も大変多く、ミュンヘン市内を訪れた記念に是非とも読者の方も撮られてはいかがでしょうか。
冬になると広場には大きな仮設のアイススケートリンクが建てられ、多くの子供たちが滑っているのを見かけます。
アザム教会:優雅なバロック建築
18世紀初頭に建てられたこちらの教会は、アザム兄弟にの手によって建てられたものであり、当時はプライベート用の教会だったそうです。
アザム兄弟は二人とも芸術家でもあったため(自分たちの好きなように建てたい!)といった思いから、このような豪快な教会を建設しました。
当時は一般客は立ち入り禁止となっていたらしいのですが、世間からの圧力もあり今では観光客でも気軽に立ち寄れるようになっています。
私も数多くの教会を訪れてきましたが、ここまで豪快で迫力のある教会は初めてだったので、みる価値はかなり高いと思います。
無料で中を見学できるようになっている他、マリエン広場から徒歩約5分ほどとアクセスも良いので是非とも足を運んでみてくださいね。
エングリッシャーガルテン:公園でサーフィンができる
ミュンヘン市内にある広大な敷地面積を誇る“エングリッシャーガルテン”は、ミュンヘン市民の憩いの場として活用されており、観光客にも人気の観光スポットとなっています。
公園内には川や広大な芝生や森などがあり、日本人の感覚からしたら最早公園ではなく、森ではないかと思えるほどかなり広いです。
市内方面には激流が流れる川があり、サーファーの中では有名なサーフィンスポットとなっています。
夏場になるとこの川に多くのサファーが訪れるそうですが、冬場に私が訪れた時も数名練習されている方達がいました。
実際には人工的に作られた激流らしいので、サーファーの方は是非ともボードを持って練習がてら挑戦してみてはいかがでしょうか。
ミュンヘン市内の公園でゆっくりとお散歩したいと思っている方には大変おすすめの場所なので、カップルや友達と一緒に是非とも行ってみてくださいね。
ノイシュバンシュタイン城:シンデレラ城のモデル
標高1,000mに建てられたミュンヘンでも有名なお城の一つ“ノイシュバンシュタイン城”。
14世紀に第4代バイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられた別荘の為のお城であり、王様的には市民には出入りして欲しくない場所だったそうです。
実際に国王であるルートヴィヒ2世が亡くなる直前に、家来にノイシュバンシュタイン城を取り壊すように命令していますが、取り壊しは行われませんでした。
お城自体はミュンヘン市内からは大分は離れた場所にある為、見学に行く際にはツアー等を活用した方が良いでしょう。
私もツアーに申し込んで参加しましたが、個人で行くとなると電車等の乗り継ぎなどがかなり面倒なのでおすすめしません。
ツアーであればバスで全て移動すのでかなり楽ですし、バス内でドイツビールを飲みながら観光することも可能です。
“ノイシュバンシュタイン城”自体は丘の上にある為、徒歩だとかなり時間がかかるので馬車やバス等で移動した方が良いです。
アリアンツアレーナ:バイエルン・ミュンヘンのホームスタジアム
ミュンヘン市内にあるサッカー専用スタジアム”アリアンツアレーナ”。
サッカー好きの方であれば、一度は訪れてみたいスタジアムの一つではないでしょうか。
ホームチームはあのブンデスリーガで23回も優勝経験がある、バイエルン・ミュンヘンです。
収容人数は約7万人と東京ドームの5.5万人よりも遥かに多く、その規模は世界トップレベルと行っても過言ではありません。
“アリアンツアレーナ”の名前の由来は、アリアンツと呼ばれるドイツ最大の保険会社の名称からきています。
また、夜には赤・青・白にライトアップされとても芸術的なスタジアムの様子を、伺うことができます。
2006年のFIFAワールドカップドイツ大会でも会場として利用されており、今はドイツでも重要な文化施設として指定されています。
ミュンヘンのシンボルともなっており、試合がない日などはスタジアム見学などもできるので、是非ともサッカー好きな方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
ミュンヘン観光を半日でする際のおすすめのモデルコース
ミュンヘンを半日で観光するのであれば、行く場所は一つに絞っていった方が良いでしょう。
仮に2〜3つほど回れたとしても、一つの観光スポットの滞在時間があまり確保できない場合があります。
ですので、じっくりみたい方は前述した10箇所のおすすめ観光スポットから一箇所を選んで観光するのが無難です。
※以下の順番で回ればかなり効率的に複数の観光スポットを、短時間で回れますよ!
- カールス門 (ミュンヘン中央駅から徒歩約10分)
- マリエン広場(カールス門から徒歩約5分)
- アザム教会 (マリエン広場から徒歩約5分)
ミュンヘンを夜観光する際におすすめ隠れスポット
ミュンヘン市内を夜観光するのであれば、以下の3つがおすすめです。
- マリエン広場
- アダム教会
- 勝利の門
マリエン広場のライトアップは、必ずみた方が良いと言えますね。
時間がある方は足を伸ばして、アダム教会や勝利の門まで行ってみてください。
マリエン広場から勝利の門までは徒歩だとかなり距離があるので、行くのであればUバーン(地下鉄)を利用してくださいね。
ミュンヘンでクリスマス観光する際のみどころ
ミュンヘンのクリスマスマーケットは毎年11月下旬から12月下旬まで行われており、特にマリエン広場のクリスマスマーケットは活気があってとても楽しいです。
何と言っても美味しいグルメやビールを販売している露店がたくさん立ち並びますので、この時期は毎日食べ歩きすることができます。
中でもドイツで有名なソーセージをパンに挟んでマスタードやケチャップをかけた、サンドイッチがとてもおすすめです。
また、クリスマスマーケットでは“グリューワイン”と呼ばれるホットワインが、至る所で販売されています。
普通の赤ワインよりも少し甘めに作られているグリューワインは、この時期だけしか飲めないので是非ともトライしてみてくださいね。
ミュンヘンで買い物するならここがおすすめ!代表的なお土産をご紹介
ミュンヘン市内でお土産を購入するのであれば、大型スーパーやデパートを利用した方がかなり安く購入することができます。
普通の旅行者が利用する売店等で購入してしまうとかなり高いので、おすすめはしません。
時間がある方は是非とも、ミュンヘン市内のスーパーを利用してみてくださいね。
個人的にはチョコレートをおすすめしていて、中でも“リッターチョコレート”はダントツで美味しいです。
ドイツのチョコレートの消費量は世界でも2番目に多いと言われており、ドイツ人はチョコレートの味にはちょっとうるさいところがあります。
ちなみに日本人と比較してみるとドイツ人の方が、5倍チョコレートを食べていることになりますね…。
まとめ:ミュンヘン観光でおすすめの数日で回れる冬のモデルコースをご紹介!
ここまでミュンヘン観光でおすすめの数日で回れる冬のモデルコースを詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
冬のミュンヘンはかなり魅力的なイベントも多いですし、何と言っても11月下旬からはクリスマスマーケットが行われますので、是非とも見学に行ってみてください。
また、ミュンヘンからですとオーストリア(ウィーン)なども電車でサクッと行けるので、長期滞在される方は足を伸ばしてみるのもアリですね。