ドイツのワーホリビザ取得方法を簡単に解説【2023年最新】
Hello!
トラベルライターのTAKUMAです。
20代であれば一度は誰でもヨーロッパに住んで見たいと思うもの…。
今回はそんなヨーロッパでも日本と良く比較されるドイツのワーキングホリデービザの取得方法に関して、私の経験を元に詳しく解説して行きます。
- ドイツのワーホリビザを取得したいけど、取得方法が分からない…
- ドイツ留学したいけど、ビザについてあまり詳しくない…
- ドイツのワーホリザビ申請に関する注意点やコツなどを知りたい
といった方は是非ともこの記事を参考にしていただき、ドイツのワーホリビザ申請に役立てて下さいね。
この記事では、実際に私が2019年8月にドイツワーホリビザを取得した時の経験を元に書いてますので、かなり参考になると思います。
具体的な取得方法に関しては、現在も変わっていません。
ドイツのワーホリビザ申請・取得方法
ドイツのワーホリビザの取得に関しては、他のヨーロッパの国々と比較するとそれほど難しくもなく比較的国内での申請だと簡単に出来てしまいます。
フランスやイギリスといったヨーロッパの中でも人気の国になってくると、あまりにも申請者が毎年多くて抽選で決まる場合もあります。
それに比べてドイツは申請者の数に制限がないので、毎年数千人もの人たちが日本国内やドイツ国内でワーホリビザ申請を行っているのが現状ですね。
ドイツのワーホリビザとは?
そもそもドイツのワーホリビザとは何かご存知でしょうか?
ワーホリビザ(通称:ワーキングホリデービザ)とは、
二国・地域間の取決め等に基づき、各々が相手国・地域の青少年に対し、休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。
もっと簡単にいったら、日本と提携している国や地域で一定期間「観光・学習・仕事」に取り組むことをさします。
ワーホリビザを活用して語学留学しながら、現地の飲食店や会社で働く人が大半ですが私のようにフリーランスとしてワーホリビザを取得する人も少なくありません。
ワーホリびざを使って現地で仕事する場合は、最大で6ヶ月間のみ一箇所の職場で働くことが許されており、それ以上の労働を行うと最悪、強制送還される場合もあるので注意が必要です。
また、ワーホリビザでは申請国で1〜2年間ほど滞在することが可能となっており、ドイツの場合は3ヶ月以上1年未満の滞在が出来るようになっています。
- ドイツでの労働は1箇所の職場で、最大6ヶ月間のみとなっている。
- ドイツワーホリビザで滞在できる期間は、3ヶ月以上1年未満である。
ドイツのワーホリビザを申請できる人の5つの条件
- 日本国籍を持っていること
- 18歳以上で申請時に31歳に達していないこと
- 親族(親や子供)は同行することは出来ない
- 滞在期間1年間をカバーできる海外保険に加入していること
- 生活費を支払える能力があることを証明できること
この中でも一番大事なのが、⑤の生活費を支払える能力があるかどうかですね。
能力に関する判断基準としては、1年間滞在するのであれば申請者の銀行口座には最低でも2,000ユーロ(約23万円)の貯金残高がないといけません。
また、片道航空券だけ購入している方で申請を行う方は、4,000ユーロ(約46万円)の銀行口座の残高証明が必要になります。
それにプラスして3ヶ月遡って見た時の銀行口座に、定期的なお金の振込が行われているかも生活費の支払い証明するためには必要になるので覚えておきましょう。
私の場合は、楽天銀行を利用していたので、楽天銀行の公式サイトから残高証明(直近3ヶ月分)の公式書類をダウンロードしてからプリントアウトして申請しました。
ドイツのワーホリビザ申請に必要な書類
必要書類 | 詳細 |
Web申請書 | ドイツ大使館公式サイトから入手して、記載しプリントアウトしておく。 |
長期ビザ申請書と誓約書 | ドイツ大使館公式サイトから入手して、記載しプリントアウトしておく。 |
証明写真 | ワーホリビザ用の写真1枚(35×45mm) |
パスポートとそのコピー | ワーホリビザの期限にプラスして、3か月以上の有効期限が残っているもの。 |
銀行口座の残高証明書 | 最低2,000ユーロ(約23万円)の貯金残高が証明できる他、直近3ヶ月間の入金状況が確認できるもの。 |
往復航空券の予約証明書 | 片道航空券でも可能だが、4,000ユーロ(約46万円)の銀行口座の残高証明が必要。 |
医療保険証明書 | 歯科治療、妊娠時にも適用される保険。 ※滞在期間をすべてカバーするもので、別途旅行賠償責任保険も必要 |
必要書類に関しては、ドイツ大使館公式サイトから殆ど入手できるようになっている他、記入方法に関しても公式サイトで詳しく解説してあるので心配いりません。
英語やドイツ語が分からなくても、日本語で丁寧に解説されているので中学生でも書けると思います。
ドイツのワーホリビザの申請書類の書き方
ドイツのワーホリビザでも“Web申請書”の記載欄の中に、ドイツでの滞在先を記入する欄がありますが、この欄に関しては友達の自宅の住所でもAirbnbでお世話になる所の住所でも構いません。
また、日本にいる時点でドイツでの働き先や通う学校が決まっている場合は、その住所や電話番号の記入欄もあるので事前に情報は控えておくようにしましょう。
たとえ記入が間違っていたとしても、申請時にスタッフさんが丁寧に指摘してくれるので、その場ですぐに書直せますよ。
ドイツのワーホリビザの申請場所に関して
ドイツのワーホリビザの申請場所に関しては、以下のようになっています。
- 東日本在住の方=東京ドイツ大使館
- 西日本在住の方=大阪ドイツ領事館
ご自身の住民票が東日本にある方は東京で、西日本にある方は大阪での申請になります。仮に東日本在住の方が、大阪で申請することは出来ませんのでご注意くださいね。
大阪で申請予約が取れなくて東京で申請しようとしたら、スタッフさんに「出来ないよ」と言われたので、くれぐれも申請場所は間違えないようにして下さい。
また、申請は本人が直接行う様になっているので、ご注意くださいね。
ドイツのワーホリビザ申請準備から取得までの流れ
ドイツのワーホリビザ申請準備から取得までの流れとしては、以下のようになります。
- ドイツでの滞在場所や目的を決める
- 航空券のチケットを購入する
- 怪我や病気に備えるため海外保険に加入する
- 必要な書類を集めて記入する
- 申請日の予約をする
- 申請日当日の銀行口座情報を印刷する
- ワーホリビザを受け取る
人によっては申請日の予約をしてから申請書類を準備する人もいますが、ここでご紹介している手順はあくまでも一つの例なので参考までにして下さい。
ドイツでの滞在場所や目的を決める
ドイツでの滞在場所やなぜワーホリビザを取得してまで長期滞在するのか、その目的をしっかりと最初に予め考えましょう。
目的がブレてしまったりあやふやだったりすると、せっかくの海外留学が意味をなさない留学になってしまうので目的・目標設定とても大事なことですよ。
現地に行ってから周りに流されてしまって無駄な時間を過ごさないためにも、目的や目標はより具体的に洗い出しておきましょう。
航空券のチケットを購入する
ドイツ留学の目的や目標がしっかりと定まったら早速、ドイツへの航空券を予約しましょう。
スカイスキャナーを利用してLCC(格安航空会社)を利用すると、片道5〜6万円(東京ードイツ)で取れますよ。
もちろん時期ににもよりますが、早めに予約して抑えておけば往復でも10〜12万円の間で取れると思います。
この時片道航空券の方は、前述したように4,000ユーロ(約46万円)の残高証明が必要になるので注意しましょう。
航空券の予約が取れた方は、eチケットを印刷して申請時に持参すればOKです。
航空会社によっては、eチケットの発行に時間がかかるところもあるよ。
怪我や病気に備えるため海外保険に加入する
ドイツのワーホリビザを取得するには、ドイツ滞在中の全ての期間をカバーできる海外保険が必要になります。
保証内容としては歯科治療、妊娠時にも適用される保険かつ、別途旅行賠償責任保険も必要になります。
海外保険に関しては、ワーホリ専用の「Care College」保険が格安でおすすめです。
入会方法に関しては、以下の記事で詳しく解説されているので参考にしてみて下さいね。ちなみに私もCare Collegeを利用しましたよ。
必要な書類を集めて記入する
航空チケットと海外保険の加入が完了したら、今度はWeb申請書や長期ビザ申請書、誓約書などの必要書類をドイツ大使館公式サイトから印刷して記入しましょう。
記載方法などは、公式サイトに日本語で丁寧に解説されているのでとても簡単です。
申請日の予約をする
申請用の書類(残高証明書以外)が全て揃ったら、ドイツ大使館公式サイトから申請日のネット予約を行いましょう。
申請は完全予約制となっているので、ネット予約しないと申請することができません。
また、問い合わせなどの電話対応はかなり繋がりにくいので分からないことがあれば、直接行ってから問い合わせるようにして下さいね。
申請日のネット予約を行う際には余裕を持って自分が申請しようと思っている日の1ヶ月前からネット予約を行っておきましょう。
特に西日本の大阪ドイツ領事館は申請予約が取れにくいので、早めに動いておいた方が良いですよ。
私も申請日の予約が中々取れなくて悪戦苦闘したので、最悪1ヶ月前には予約完了しておくようにして下さいね。
申請日当日の銀行口座情報を印刷する
申請日当時に残高証明できる、銀行口座の書類を準備しましょう。
残高が確認できれば良いので、ネットバンクを利用している方はキャプチャー画像でもOKですし、その他の銀行を利用されている方は銀行で残高証明書をもらう様にして下さい。
その時に直近3ヶ月間の入出金状況が、確認できる書類を準備することが大事になります。
また、申請時に紙の通帳などが準備できる方は、合わせて持参して下さい。口座番号の確認などを要求される場合がありますので。
ワーホリビザを受け取る
申請が全て終わると、後は連絡が来るまで待ちます。自宅までの輸送にしている方は、自宅に届くまで1週間から10日程度かかるでしょう。
直接受け取りにしている場合は、最短2日間から1週間程度で受け取りができます。私の場合が申請してから2日後に受け取りの連絡がきたので、とても驚きましたよ。
直接受け取りの連絡は電話もしくはメールで来ますので、審査期間中はスマホの電源は切らない様にしておきましょう。
ドイツのワーホリビザの申請時の注意点
ドイツのワーホリビザの申請を実際に私がやってみて気づいた注意点に関して、ここでは詳しくまとめています。
正直ここに書いてあることを事前に知っていればと思う気持ちもかなりあるので、是非とも参考にしてみて下さいね。
ビザの申請予約は1ヶ月前からしておこう
なんども言いますがワーホリビザの申請予約に関しては、早めに行っておきましょう。
申請に関しては本人が直接大阪もしくは東京まで出向いて行わないといけませんので、予約が取れないといつまで経っても申請が行えません。
私も予約が中々取れなかったので、必ず1ヶ月前には予約状況を確認して予約をしておくことをおすすめします。
申請当日はその場で英作文を書かなければならない
まさか英作文が当日あるなんて思いもしなかったのですが、ドイツ大使館公式サイトで確認してみると英作文みたいなことがしっかりと書かれています。
申請当日はドイツ大使館または領事館共に、オフィス内にスマホやパソコン等の不必要なものは全て持ち込み禁止となっているので、基本的に申請書類のみしか持ち込めません。
ドイツ大使館、もしくは領事館の外にはコインロッカーがあるので、そこに当日は荷物を預けることになります。(大阪ドイツ領事館の場合は、200円必要)
ですので、もちろん英作文を描くときはスマホで調べたり、パソコンで調べたりしながら書くことはできません。
英作文の内容は「なぜドイツのワーホリビザが必要なのか?」に関してです。その理由に関して英語もしくはドイツ語で、簡潔に紙に書いて説明しなければなりません。
私の場合はかなり英語の文章に関して指摘されましたが、内容があまりにも薄いとビザの申請が通らないので注意が必要です。
不安な方は、予め別の紙に書いてから持参する様にして下さいね。
また、書き方のコツや抑えるべきポイントに関しては、以下の実際に私が提出した英作文を参考にしてみて下さいね。
残高証明書は最新の情報を提出すること
申請に必要な申請書類の一つ「残高証明書」ですが、提出する際は最新の情報が記載されている書類を出す様にしましょう。
あまりにも入出金情報が古すぎると使っていない銀行口座だと思われますので、申請日の日付で入金や出金した情報が確認できる残高証明書が良いですね。
後、何度も言いますが直近3ヶ月間の入出金状況が確認できる、残高証明書を準備する様にして下さい。
補足情報:ドイツでの入国審査に関して
ドイツワーホリビザでドイツ国内で入国する際には、以下の事を聞かれますので予め資料を準備して臨む必要があります。
- ドイツでの滞在先の住所が分かるもの
- ドイツで学校へ通う予定の方は、それを証明できるもの
- ドイツで仕事する方は、会社の名前や勤め先の情報詳細が分かるもの
- ご自身の銀行口座の貯金額が証明できるもの
私の場合はドイツで学校に通う予定も、現地の会社等で働く予定もなかったので、銀行口座の貯金額と現地での滞在先住所を証明できるものを提示するだけで済みました。
何かしら現地に滞在する理由を証明できるものがないと、入国審査で職員にしつこく聞かれる場合があるのでドイツに入国される際には注意してくださいね。
ドイツのワーホリビザ取得して長期滞在を実現させよう!
ヨーロッパ長期滞在なんて夢の様ですよね。
フランスやイギリスと並んで人気が高いドイツですが、それらと比較するとかなりワーホリビザは取得しやすいのでおすすめです。
是非ともこの記事「ドイツのワーホリビザ取得方法」を参考にして頂いて、楽しいドイツ生活を実現させてくださいね。