【速報】Google検索に「AIモード」ボタンが登場!SEOへの影響と今後の戦略を徹底解説

【速報】Google検索に「AIモード」ボタンが登場!SEOへの影響と今後の戦略を徹底解説
Takuma Oka

外資系SEOスペシャリスト

Takuma Oka (岡 拓馬)

こんにちは、岡 拓馬(おか たくま)です。
このブログでは、海外ノマド×SEO×ストック収入をテーマに、自分の経験や学びを発信しています。

高校卒業後は料理人としてスタートし、その後、航空自衛隊での勤務を経て、2016年からWebライター・SEOコンサルタントとして独立。現在は、海外の外資系企業と契約しながら、フルリモートで働いています。拠点はアジア各国を転々としており、最近はベトナムやタイ、マレーシア、フィリピンなどでノマド生活をしています。

本記事は「searchengineland」の最新記事を翻訳し、独自の意見を加えたものです。

Googleのトップページに突如として現れた「AIモード」ボタン──。これまで一部ユーザーのみにテスト提供されていたこの機能が、ついに本格展開を迎えつつあります。

検索エンジンとしてのGoogleが、AIとの融合を本格的に始めたとも言えるこの動き。

SEO担当者やメディア運営者にとっては、ユーザーの検索行動やCTR、コンテンツの設計思想にまで関わる大きな転換点です。

本記事では、AIモードの特徴や従来との違い、SEO観点での影響、今後の戦略までをわかりやすく解説します。

この記事の要約
  • Googleトップページに「AIモード」ボタンが登場し、クリックでAI検索画面に遷移可能に。
  • AIモードでは、複数の検索を同時並列的に実行する「クエリ・ファンアウト」手法を採用。
  • SEOデータはSearch Console上で通常の検索と混在するため、正確なトラッキングが困難。
  • インドやアメリカを皮切りに本格展開が進んでおり、今後は日本市場にも波及する可能性が高い。
目次

GoogleのAIモードとは?その正体を詳しく解説

出典:Google Japan

「AIモード」は、Google検索における新しいインターフェースです。

Googleによると、「探索」「比較」「推論」が必要なクエリに対して特に有効とのこと。

通常の検索とは異なり、AIモードでは1つの検索クエリに対して、複数の関連サブクエリを同時に投げ、それらを統合してより深く広範な情報を提示します。

これは検索というより“対話型ナレッジ探索”

従来のGoogle検索は、リンクを辿って自ら情報を組み立てるスタイルでした。しかしAIモードでは、まるでChatGPTのように「完成された答え」が最初から出てくるのです。

これはもはや「検索」という概念を超えた新しい知識アクセス手段であり、コンテンツ提供者側にも発想の転換が求められます。

トップページ右側にAIモードボタンが出現

出典:Nico | AI Ranking

今回の大きな変化は、Googleのトップページ上に「AIモード」ボタンが表示され始めたことです。

Chrome(Mac/PC)、Safari、Edgeなどのブラウザで確認されており、ログイン状態に関係なく表示されるケースもあります。

また、AIモードボタンにはアニメーション付きの円が描かれており、目を引くデザインとなっています。

トップページに載る=Googleの本気

Googleの最も神聖な“顔”とも言えるトップページにAIモードを追加したということは、GoogleがAI検索を「主役」に据えた意思表示と捉えるべきです。

これはSEOの世界にとって、パラダイムシフトの到来を意味します。

AIモードでの検索体験:テキスト・音声・画像もOK

AIモードはマルチモーダル検索に対応しており、テキスト入力だけでなく、音声や画像による検索も可能です。

さらに、AIによる回答に対して、ユーザーが追加で質問を重ねることで、会話のように情報を深掘りしていくことができます。

検索エンジンが「質問の相手」に変わる時代

今後、ユーザーは「キーワードを打って検索する」のではなく、「話しかけるように情報を得る」行動へと変化していくでしょう。

コンテンツ提供者は、その会話の中に“引用される”ことを目指す必要が出てきます。

マルチモーダル検索とは?

「マルチモーダル検索(Multimodal Search)」とは、複数の情報入力手段(モード)を組み合わせて行う検索手法のことです。

マルチモーダル検索では、以下のような異なるモードの入力を組み合わせて検索が可能になります。

モード
テキスト通常のキーワード検索(例:「ハノイのジャズバー」)
音声マイクで話しかけて検索(例:「近くのコンビニを探して」)
画像写真や画像をアップロードして検索(例:商品画像を撮って類似商品を探す)
動画動画の一部を使って検索(例:動画のワンシーンからロケ地を特定)
ジェスチャー/ARARメガネなどで指差しや動作を使って検索(発展例)

マルチモーダル検索の特徴

  • 人間の直感的な行動に近い検索ができる(例:話す・撮る・見せる)
  • AIが複数のモードを同時に処理・統合して最適な回答を導き出す
  • 検索体験の自由度が格段に広がる

Search ConsoleではAIモードの流入が追いにくい

AIモード経由のアクセスも、Search Consoleでは通常の検索データと一括で記録される仕様のため、個別に分析することが困難です。

特にインドなどでAIモードが本格展開された後は、Search Consoleのデータが“ぐちゃぐちゃになる”との声も上がっています。

データが取れない=SEO施策の最適化が難しくなる

SEOにおいて「計測できない」というのは致命的です。

今後は、Search Consoleだけでなく、ヒートマップやユーザー行動分析ツールの併用が必須となるでしょう。

AIモードの今後とSEO戦略への影響

AIモードの展開により、今後は検索ユーザーの行動が劇的に変化すると考えられます。

従来のSEOでは「検索クエリを拾って上位表示を目指す」戦略でしたが、今後は以下のような新戦略が重要です。

今後のSEO対策の方向性
  • AIに引用されることを意識した「構造的なコンテンツ」設計
  • 会話形式でのQAコンテンツの充実
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の可視化
  • 動画・画像・音声など多様な形式での情報提供

つまり、「AIに選ばれるコンテンツ」がこれからの検索トラフィックの鍵を握るのです。

結論:AIモードは検索の未来|対応しないと淘汰される

Google検索の進化は、単なるUI変更ではなくユーザー体験そのものの再構築です。

「AIモード」ボタンの登場はその象徴であり、今後数ヶ月以内に日本にも本格上陸する可能性が高いでしょう。

SEO担当者・コンテンツ運営者に求められるのは、従来のテクニカルな対応だけでなく、「AIを味方につけるための戦略的なコンテンツ設計」です。

今後の行動チェックリスト
  • 自社サイトがAIモードで引用されるかチェックする
  • Search Consoleデータの変化に注意する
  • コンテンツの構造化(FAQ・見出し・要約など)を進める
  • ユーザーの会話意図を想定したライティングを意識する

AI時代のSEOは、もう始まっています。今こそ、次の一手を打つときです。

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この記事を書いた人

Takuma Oka Takuma Oka 外資系SEOスペシャリスト

SEO・AI・web3が大好きなWebマーケターです。フィリピン(マニラ)外資系企業で『日本人SEOスペシャリスト』としてフルリモート勤務。サイトM&AやKindle出版、Udemy講師の経験も。元航空自衛官。主に東南アジア諸国を拠点にしています。SEO歴は9年目です。趣味は、中国語の勉強とランニング。

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