Googleビジネスプロフィール(GBP)で「ハッピーアワー」や「ワインナイト」などのイベントを投稿しているのに、モバイル検索に表示されない…。
そんな悩みを持つレストランやバーのオーナーの方も、多いのではないでしょうか?
実は、Googleがイベント投稿をモバイル検索結果に表示するためには、いくつかの厳密なルールと最適化のコツがあります。
本記事では、その仕組みと、確実に検索に表示されるための具体的な書き方と注意点を、SEOの視点も踏まえてわかりやすく解説します。
- GBPのイベント投稿が検索に表示されるのはレストラン・バーのみで、チェーン店は対象外
- 表示されるのは店名での検索(ブランド検索)のみ、かつモバイル限定
- 投稿内容に曜日・時間が明確に記載されていないと非表示になる
- イベント投稿のフォーマットやSNSとの連携も、表示に大きく影響する
Googleがイベント投稿を検索に表示する条件とは?

まず知っておくべきは、「どんなお店でも表示されるわけではない」という点です。
Googleは、イベント投稿をモバイル検索結果に限定的に表示する試みを進めていますが、以下のような条件が揃っていなければ、表示対象になりません。
ビジネスカテゴリがレストランまたはバー
①チェーン店は除外対象:小規模でも複数店舗があると対象外になる場合があります。
- 表示されるのは「店名検索(ブランド検索)」のみ
- 例:「居酒屋 花火」で検索すれば表示されても、「近くの居酒屋」では表示されません。
②モバイル検索限定:PCやGoogleマップ上では現時点では反映されません。
③対象地域は英語圏のみ:米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが対象。日本ではまだ展開されていません。
これは、「近所のお店のイベントを気軽に知る」ためのUX改善の一環と考えられます。
Googleはローカル検索体験を強化しようとしており、小規模・個人経営のお店にチャンスを与えているとも言えます。
投稿が表示されない“本当の理由”はココにある
条件を満たしていても、「投稿内容」が最適化されていなければ、Googleはイベントとして認識しません。
たとえば、以下のような投稿ではNGです。
「ハッピーアワー 16:00〜18:00」
一見正しそうですが、「何曜日に開催されるのか」が明記されていないため、Googleはいつその情報を表示すべきか判断できず、スルーされてしまいます。
正しい例:
「毎週月曜〜木曜の16:00〜18:00にハッピーアワーを開催中!」
このように曜日・時間を組み合わせた具体的な記述があることで、Googleは「このイベントは定期的にある」と判断し、検索結果に反映してくれます。
イベントの開始日・終了日は1か月間でOK。毎週再投稿する必要はありません。しっかり構造化された1文で、Googleに“ミニスキーマ”のような形で認識させることができます。
どんなイベントが表示されやすい?具体例で解説
「ハッピーアワー」だけでなく、日常的なイベントでもGoogleが認識しやすいフォーマットであれば、検索表示の対象になります。
成功しやすいイベント投稿例
イベント | 内容 |
---|---|
週末ブランチ | 毎週土曜・日曜の10:00〜14:00はブランチタイム! |
ワインナイト | 毎週水曜18:00〜20:00はワインナイト。厳選されたフライトメニューをご用意しています。 |
ライブ音楽イベント | 毎週木曜19:00〜21:00、アコースティックライブ開催中 |
特別ディナー | 毎月最終金曜の19:00から限定8名のシェフズテーブル開催 |
Taco Tuesday | 7月の毎週火曜15:00〜20:00はTACO TUESDAY!本場メキシカンタコスをお楽しみください |
投稿文に「曜日」と「時間」、できれば「月名」や「毎週」などのキーワードが含まれていると、よりGoogleに認識されやすくなります。
これは構造化データの考え方にも通じており、AIによる解釈の精度が上がる仕組みです。
イベント形式で投稿しないと、検索には出ない!
Googleビジネスプロフィールには「最新情報」「オファー」「イベント」など、いくつかの投稿タイプがありますが、「イベント」形式で投稿しないと検索結果の対象外となってしまいます。
さらに、InstagramやFacebookに同じ情報を投稿しておけば、Googleがそこから内容をクロールして自動的にイベントとして認識する可能性もあります。
- SNSでも曜日+時間+イベント名の明確な記述をする
- 画像付き投稿は認識されやすい(例:「〇月のライブスケジュール」など)
検索に表示させたいなら「構造」と「意図」が鍵
Googleはますます「検索意図」と「構造化された情報」のマッチングに力を入れています。
イベント投稿も例外ではなく、単に情報を載せるだけではなく、Googleにどう読み取らせるかを意識することが重要です。
- イベント形式で投稿しているか?
- 曜日・時間をしっかり書いているか?
- チェーン店ではなく、単一店舗か?
- 投稿期間は1か月以内になっているか?
- SNSでも内容を補足しているか?
正しい構造と記述さえできれば、GBPのイベント投稿は無料でできる強力なローカルSEO施策になります。
飲食店やバーなどの実店舗オーナーにとって、非常に費用対効果が高い集客方法です。
まだ対応していない方は、今日からぜひ取り入れてみてください。
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