日商簿記3級の難易度は正直、そこまで高くありません。
そのため、すでにある程度簿記に関する基礎知識がある人であれば、1週間程度の試験対策だけでも合格するくらいのレベルです。
ただし、これまで全く簿記に関しての勉強をしてこなかった人に関しては、基礎からしっかりと勉強しないと合格は難しいでしょう。
この記事では日商簿記3級の合格を目指している人のために、勉強方法や必要な勉強時間等を分かりやすく解説しています。
最後まで読んで頂くことで、サクッと日商簿記3級に合格できることでしょう。
日商簿記3級の合格率は平均40%【難易度低め】
表は2021年2月に実施された、日商簿記3級の合格率です。
3級は67.4%と全体の約6割が、合格したことになります。
こうしてみるとかなり難易度が低い試験のようにも思えますが、簿記試験は受験する回によって合格率が大きく変動するため、油断は禁物です。
例として、簿記2級の平均合格率は20%ほどなのに対し、2021年2月に実施された回の合格率が一桁なのは、かなり問題が難しかったことが原因です。
1級は毎回難しいとされていますが、3級・2級に関しては受験する回によって、試験の難易度が変化することを覚えておきましょう。
日商簿記3級を取得する3つのメリット
- 数字でビジネスが読めるようになる
- 他の資格取得にも役立つ知識が身に付く
- 就職や転職活動に役立つ
簿記3級では法人の会社における、基礎的な経理知識を学ぶことができます。
そのため、簿記3級を取得することで、会社の財務諸表が読めたり、会社がどのくらい儲かっているのかなどを見極めたりすることができる知識が身に付きます。
また、簿記3級で学習する内容は、簿記2級の取得にも多いに役立つとともに、FP資格の取得などにもかなり役立つはずです。
その他、就職や転職する際にも履歴書に簿記3級を取得していることを明記すると、企業側からはやる気がある人だとみられやすいです。
日商簿記3級に必要な勉強時間【100h前後】
簿記3級に必要な勉強時間は、100時間を目安に考えると良いでしょう。
1日3〜4時間の勉強時間を確保できる人であれば、1ヶ月間で合格を目指すことができます。
ただし、独学で始める場合には注意が必要です。
簿記は間違った勉強の取り組み方を行ってしまうと、間違った認識で簿記の仕組みを捉えてしまうため注意が必要です。
また、勉強時間が少ないと受験する際に不安になる人は、3〜4ヶ月前から1日30〜60分を目処に勉強に取り組むと良いでしょう。
日商簿記3級のおすすめ勉強法【過去問対策】
簿記に関して全く知識がない人は、クレアール教材の利用ををおすすめします。
クレアールでは簿記の基礎的なことから動画とテキストを活用して体系的に学べる他、問題集もセットで販売されているため、大変効率的に学べます。
教材の価格は割引価格だと、9,768円で受講できるようになっているため、簿記3級の勉強をしたい方にはとてもおすすめです。
また、簿記に関してある程度の基礎知識が理解できている人は、過去問が集約されている問題集を一冊購入して、徹底的に勉強する方法がおすすめ。
過去問題集のおすすめは本は、「合格するための過去問題集(よくわかる簿記シリーズ)」です。
日商簿記3級の申し込み方法
項目 | 詳細 |
---|---|
受験資格 | 受験資格はなし(誰でも受験可能) |
受験料 | 2,850円(税込)※別途事務手数料が必要 |
申し込み方法 | ・インターネット申込 ・郵送 ・窓口(最寄りの商工会議所など) |
試験日 | 毎年6月・11月・翌2月(年3回) |
試験時間 | 120分(休憩なし) |
合格条件 | 100点満点中、70点以上 |
現在はネット受験も可能になっていますので、ネットでの受験を希望する人は、最寄りの商工会議所のホームページから確認してみてください。
また、コロナの影響もあり会場が複数に分かれている為、当日受験会場を間違えないように注意しましょう。
試験時間は意外に長いため、受験する前にしっかりとトイレは済ませておくように。
まとめ:日商簿記3級を取得して業務に活かそう!
- 数字でビジネスが読めるようになる
- 他の資格取得にも役立つ知識が身に付く
- 就職や転職活動に役立つ
簿記3級で学べる内容は、基礎的な簿記に関することなので、社会人であれば誰もが知っておくべきことです。
合格に必要な勉強時間もそれほど多くはないため、少しでも気になっている人は、受験してみてください。
ただし、あまりにも舐めてかかると、不合格になってしまう恐れもありますので、しっかりと過去問対策は行うようにしましょう。