【20代自衛官の転職】メリット・デメリット・再就職先を一挙公開【元自衛官の本音】
- 「自衛官から転職したいけど、どうやったらいいのか分からない…」
- 「20代で自衛官を辞めた後、本当に民間企業へ転職できるのか不安だ…」
- 「そもそも自衛官をどうやって辞めたらいいのか分からない…」
このような不安や悩みを、あなたは抱えているのではないでしょうか?
僕も高校卒業と同時に自衛隊に入隊した経験者なので、転職を検討している20代の自衛官の気持ちは痛いほど分かります。
実際に僕は、20代で自衛官から民間企業に転職しましたが、案外簡単に転職先は見つかるものです。
この記事では、20代自衛官の転職活動におけるアドバイスや、メリット・デメリットなどに関して分かりやすく解説しています。
最後まで読んでいただくことで、より具体的な転職におけるアクションプランが、把握できるはずです。
僕も元自衛官なので、培った経験を踏まえた上で分かりやすく解説していきます。
転職がどうしても不安な方は、転職のプロであるリクルートエージェントの無料相談を活用しましょう。無料でプロからサポートしてもらえるので、利用しない手はありません。
20代の自衛官が転職を考えるきっかけ
20代は人生の大切な時期です。多くの人がキャリアの方向性を模索し、自分の将来を真剣に考える時期でもあります。
自衛官としての生活は、多くの犠牲や努力を伴いますが、それに見合うだけの経験や成果も得られる職種です。
しかし、中には20代のうちに転職を考える自衛官もいます。それは一体、どんなきっかけからでしょうか。
ここでは、20代自衛官が転職するよくある理由に関して、6つご紹介します。
ワークライフバランスの見直し
20代は、結婚や家族を持つことを考える時期でもあります。自衛官の仕事は、24時間体制であり、休日出勤や長時間労働が当たり前。
そんな中で、家族との時間を大切にしたい、趣味やプライベートの時間を確保したいと考えるようになることも多いです。
キャリアの多様性を求める
自衛官としての経験は非常に価値がありますが、それだけに留まらず、他の業界や職種での経験を積みたいと考えることもあります。
特に20代は、キャリアの幅を広げる絶好のチャンスです。
人間関係のストレス
どの職場にも人間関係の悩みはつきもの。しかし、自衛隊のような閉鎖的な環境では、そのストレスが増幅されることも少なくありません。
過剰にストレスを感じるような職場に配置された場合、転職することで現状を変えることができます。
自分の価値観とのギャップ
自衛隊には、独特の価値観や文化があります。20代という成熟期に入り、自分の価値観や考え方が固まってくると、自衛隊独自の価値観とのギャップを感じることもあるでしょう。
また、自衛隊は良くも悪くも公務員であるため、どれだけ職場で頑張ってもサボったとしても、給料は一律同じです。
そのような環境に嫌気がさして民間企業に転職し、正しい評価をしてもらおうと考える人も少なくありません。
新しい挑戦を求める
20代は挑戦の時期。新しいことにチャレンジしたい、異なる業界や職種での経験を積みたいという思いが強くなることもあります。
あなたが20代の自衛官で、転職を考えているなら、その背景には様々な理由があるかと思います。
しかし、それはあなたの人生の中で大切な選択の一つ。どんな理由であれ、自分の心の声を大切にし、最適な選択をしてください。
20代が自衛官として働くメリットとデメリット
20代は人生の中でも特にエネルギッシュで、新しいことに挑戦する勇気や柔軟性がある時期です。
そんな20代にとって、自衛官としての仕事はどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、20代のあなたにとっての自衛官としての働く魅力と課題について、詳しく見ていきましょう。
自衛官として働くメリット
①安定した収入:自衛官としての給与は安定しており、20代からしっかりとした収入を得ることができます。
②自衛官としての経験:自衛官としての経験は、他の職種では得られないもの。この経験は将来のキャリアや人生において大きな強みとなります。
③協調性が身に付く:自衛隊の仕事はチームでの活動が中心。協力し合い、一つの目標に向かって努力することで、チームワークのスキルを高めることができます。
④身体能力の向上:日々の訓練や活動を通じて、身体的な能力や健康を維持・向上させることができます。
⑤国や社会のために貢献:自衛官としての仕事は、国や社会の安全を守るためのもの。その使命感や誇りは、他の職種では得られないものです。
自衛官は、国家公務員なので「雇用」と「給与」が安定しているのが一番のメリットです。
自衛官として働くデメリット
①長時間労働・休日出勤:24時間体制のため、長時間の労働や休日出勤が多くなることも。
②人間関係のストレス:閉鎖的な環境の中での人間関係は、時にストレスとなることも。
③転勤の多さ:自衛官としての仕事は、全国各地での転勤があるため、家族やプライベートの生活に影響が出ることも。
④身体的・精神的な負担:訓練や任務は身体的・精神的に厳しいものが多いため、それに耐えることが求められます。
⑤キャリアの選択肢が狭くなる:一度自衛官の道を選ぶと、他の職種への転職が難しくなることも。
20代のあなたが自衛官としてのキャリアを考える際、これらのメリットとデメリットをしっかりと理解し、自分の価値観や将来のビジョンと照らし合わせて選択してください。
自衛官からの転職は20代(若いうち)がチャンス!
自衛官としての経験は、多くの場面で非常に価値があります。しかし、その経験を最大限に活かすためには、転職のタイミングが非常に重要です。
特に20代、若いうちの転職は、多くのチャンスとメリットがあります。
ここでは、20代での転職がなぜチャンスであるのか、その理由を詳しく解説します。
学びの機会が豊富である
20代は、新しいことを学ぶ柔軟性が高く、短期間で多くのスキルや知識を吸収することができます。
転職を通じて新しい業界や職種に挑戦することで、さらなる成長の機会を手に入れることがで切るでしょう。
逆に30代や40代になると、挑戦する意欲が下がってしまい、どうしても保守的な選択をしてしまいがちです。
20代での成功や失敗は、その後の人生の財産になりますので、積極的に挑戦するべきです。
キャリアの選択肢が広がる
20代での転職は、キャリアの選択肢を大きく広げることができます。
自衛官としての経験を活かしつつ、新しい分野や職種に挑戦することで、将来的なキャリアパスが多様化するでしょう。
また、自衛官だと海外で働くような選択肢は非常に限られていますが、民間企業だと海外での就職も容易に行えます。
リスクを最小限に抑えられる
20代は、家族や生活の負担が比較的少ない時期であるため、転職に伴うリスクを最小限に抑えることができます。
この時期に積極的に挑戦することで、自分の可能性を広げることができます。
万が一、20代で大きな失敗をしたとしても、30代40代で十分挽回することは可能です。
長いキャリアを築く土台として役立つ
20代での転職経験は、長いキャリアを築く上での大きな土台となります。
多様な経験やスキルを身につけることで、将来的にさまざまなポジションや役職で活躍するための基盤を築くことができます。
逆に、20代での経験や実績が乏しいと、30代40代で苦労する可能性が高いです。
自衛官と民間企業の給料や年収を比較
自衛官としての給料は、初任給から安定しており、さまざまな手当が支給されることも多いです。
一方、民間企業では、業種や企業規模によって給料の差が大きく、ボーナスによる年収の増加が期待できることも。
あなたがキャリアを選ぶ際、給料や年収だけでなく、仕事内容や働く環境、将来のビジョンなど、多角的に考えることが大切です。
自分の価値観や、ライフスタイルに合った選択をしてください。
自衛官の給料・年収
自衛官の初任給は、約18万円程度とされています。
自衛官の年収に関しては、高卒だと平均して320万円ほどです。ただし、階級や役職によっても異なります。
自衛官の給料は、昇給や昇進によって増加します。
民間企業とは異なり、住居手当や家族手当など、さまざまな手当が支給されることもある他、独身者は基地内(営内)で生活できるため、実質生活費はほとんどかかりません。
20代独身であれば営内で生活できるため、生活費はほとんどかからず、大半を貯蓄や投資に回せるのが大きなメリットです。
民間企業の給料・年収
国税庁の調べによると、民間企業の平均給与は20代だと約24万円ほど。
年収換算だと約290万円です。
民間企業でも、経験や役職に応じて給料は上がっていきます。
ただし、自衛官と比べると昇進のスピードや昇給の幅は、企業や業種によって異なる点に注意が必要です。
多くの民間企業では、夏季や冬季にボーナスが支給されることが一般的です。
これにより、年収が大きく増加することも考えられます。
民間企業の場合は自衛隊とは異なり、業界や職種によって待遇が大きく異なるケースもあるため、慎重に転職先を選ぶ必要があります。
20代の自衛官の再就職先【一覧】
20代の自衛官が再就職を考える際、その経験やスキルを活かせる多くの選択肢があります。
ここでは、20代の自衛官が再就職を検討する際の一覧と、それぞれの職種での働き方のポイントを紹介します。
20代は、未経験の業界や業種であっても十分挑戦できる年齢です。自衛隊内で選んだ職種に関係なく、まずは気になる仕事に関して調べてみるようにしましょう。
※各項目の平均年収は、20代に絞った平均的な数値です。
警備会社(警備員)
項目 | 詳細 |
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平均年収 | 約240万円 (月収:約15万円) |
業務内容 | ・施設警備:商業施設、オフィスビル、工場などの施設内での安全確保や監視活動。 ・イベント警備:コンサート、スポーツイベント、展示会などの大型イベントでの人の流れの管理や緊急時の対応。 ・輸送警備:現金輸送車や貴重品の輸送時の警護。 ・VIP警護:要人やセレブリティの身辺警護。 ・防犯カメラの設置・監視:防犯カメラの設置や24時間監視業務。 ・交通誘導:工事現場やイベント会場の入出口での車両や歩行者の誘導。 ・災害対応:自然災害や事故発生時の初動対応や避難誘導。 ・警備員の教育・訓練:新人警備員の教育や定期的な訓練の実施。 |
労働体系 | 一般的にはシフト制 |
勤務地 | 警備員の希望や居住地に応じて、最も近い勤務地が割り当てられる。 |
必要な資格 | ・運転免許:輸送警備や移動式の警備業務を行う際に必要となる。特に大型車両を運転する場合は、それに適した免許が必要。 ・無線操作士の資格:無線機器を使用する警備業務を行う際に必要とされる資格。 |
自衛隊からの転職先として一番人気が高いのが、警備会社です。
警備会社側としても、元自衛官や元警察官といった人材を積極的に採用している動きがあるため、採用確率は高いといっても過言ではありません。
ただし、年収面では自衛隊よりも低い傾向にあるため、その点に注意が必要です。
消防署(消防士)
項目 | 詳細 |
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平均年収 | 約400万円前後 (月収:約30万円) |
業務内容 | ・火災鎮火活動:火災現場での消火活動や火の拡大防止。 ・救助活動:交通事故や建物の倒壊など、人々が危険な状況にある場合の救助。 ・応急救命処置:救急車の隊員として、緊急時の医療対応や患者の搬送。 ・火災予防活動:火災予防の啓発や指導、施設の火災安全点検。 ・災害対応:地震や洪水などの自然災害時の救助や支援活動。 ・訓練・研修:日常の訓練や新しい技術・知識の習得のための研修。 ・機器・車両の管理・整備:使用する機器や車両の点検、整備、保守。 |
労働体系 | 一般的にはシフト制 |
勤務地 | 全国 |
必要な資格 | 消防士採用試験に合格する |
自衛官から消防士に転職する人も、意外に少なくありません。
消防士は地方公務員にあたるため、入隊するためには「消防士採用試験」に合格する必要があります。
地方公務員への転職を考えている方は、自衛隊に在籍している間に試験勉強を行う必要があるでしょう。
警察署(警察官)
項目 | 詳細 |
---|---|
平均年収 | 約360万円 (月収:約22万円) |
業務内容 | ・犯罪捜査:事件や事故の原因を調査し、犯人を逮捕する。 ・交通取締り:交通ルールの遵守を監視し、違反者に対して取り締まる。 ・公共の秩序維持:デモや集会などの場での秩序維持やトラブルの防止。 ・防犯活動:地域住民と連携し、犯罪の予防活動を行う。 ・救助活動:事故や災害現場での救助活動。 ・相談対応:市民からの相談や情報提供を受け付ける。 ・警備活動:重要施設や大型イベントの警備。 ・教育・訓練:新人警察官の教育や、定期的な訓練を受ける。 ・書類作成:捜査活動や日常業務に関する報告書や書類の作成。 |
労働体系 | 一般的にはシフト制 |
勤務地 | 各都道府県で採用された後は、基本的にその都道府県内に配置される |
必要な資格 | 公務員試験に合格する必要がある |
自衛官から警察官に転職する際には、「警察官採用試験」に合格する必要があります。
試験の合格率は、毎年約20%前後で推移しているため、自衛官試験(一般曹候補生)よりも難しい試験になります。
自衛隊同様に身体的な基準も満たしておく必要がある点にも、注意が必要です。
IT企業(プログラマー・エンジニア)
項目 | 詳細 |
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平均年収 | 約370万円 (月収:約28万円) |
業務内容 | ・コードの記述:指定されたタスクや機能に基づいて、プログラムのコードを書く。 ・デバッグ:プログラムに存在するエラーやバグを見つけ出し、修正する。 ・ソフトウェア設計:新しいアプリケーションやシステムの構造や流れを設計する。 ・テスト:書かれたコードが正しく動作するかを確認するためのテストを実施。 ・ドキュメンテーション:コードやシステムの動作に関するドキュメントを作成・更新。 ・技術的サポート:顧客や他の部門からの技術的な問い合わせやトラブルシューティングに対応。 |
労働体系 | タイムカード管理、通常勤務(0800〜1700) ※企業によってはフレックス制度の利用や、リモートワークなども可能。 |
勤務地 | 全国 |
必要な資格 | なし |
IT企業で働く最大のメリットは、他の業界よりも働き方の多様性が高く、給料水準が高いことが挙げられます。
経済産業省の資料でも、今後ますますIT人材の需要が高まるとデータで提示されており、将来性が高い職業の一つと言えるでしょう。
また、プログラミングスキルを身につけることで、フリーランスとしての独立も視野に入れられるため、将来的に働き方の選択肢が広くなるのも魅力の一つです。
建設業(土木職)
項目 | 詳細 |
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平均年収 | 約380万円 (月収:約30万円) |
業務内容 | ・設計・計画:建物や道路、橋などのインフラストラクチャの設計や計画を行う。 ・現地調査:建設予定地の地質や環境を調査し、設計に反映させる。 ・工事監督:建設現場での作業の進行や品質を監督・管理する。 ・安全管理:建設現場の安全確保や事故防止のための管理を行う。 ・コスト管理:プロジェクトの予算やコストを管理し、効率的な工事を進める。 ・材料の選定・調達:適切な建材や機器を選定し、調達する。 ・施工管理:工事の進行状況や品質をチェックし、計画通りに進める。 ・維持・保守:完成したインフラストラクチャの維持や保守活動を行う。 ・環境対応:環境への影響を最小限に抑えるための対策や調査を行う。 ・報告・ドキュメンテーション:プロジェクトの進行状況や結果を報告し、必要な文書を作成・整理する。 |
労働体系 | 一般的には、以下の2パターンが採用されている。 ①0800〜1700 ②0830〜1730 |
勤務地 | 全国 |
必要な資格 | なし |
土木職は、自衛隊で培った体力・知識等を活かせる職業の一つでもあります。
特に、自衛隊で建設作業などを行なっていた人からすると、相性の良い職業だと言えるでしょう。
土木職になるために必要な資格等はありませんが、建設業界で上を目指すのであれば「1・2級土木施工管理技士」や「1・2級建設機械施工技士」などの資格取得を、目指すことをおすすめします。
運輸業(ドライバー)
項目 | 詳細 |
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平均年収 | 約370万円 (月収:約30万円) |
業務内容 | ・運転:トラック、バス、タクシーなどの車両を安全に運転する。 ・荷物の積み込み・降ろし:荷物や商品を車両に積み込み、目的地で降ろす。 ・ルート計画:効率的な移動のためのルートを計画する。 ・車両点検:運転前に車両の点検を行い、安全性を確認する。 ・顧客対応:乗客や荷物の受け取り先とのコミュニケーションを取る。 ・運賃・料金の受取:タクシーやバスの運転手として、運賃や料金を受け取る。 ・事故・トラブル対応:事故や車両のトラブルが発生した際の対応。 ・日報・記録の作成:日々の運行状況や収入を記録する。 ・車両の清掃・整備:車両の清掃や簡単な整備を行う。 |
労働体系 | 不規則 |
勤務地 | 全国 |
必要な資格 | 普通自動車運転免許 (※企業によっては「中型」や「大型」の運転免許も求められる) |
自衛隊で大型免許や中型免許をすでに取得している方には、運送業でのドライバー職もおすすめです。
運転や荷物の積み下ろしなど、自衛隊内でも一般的に行われている業務内容なので、それほど難しい仕事ではありません。
ただし、労働体系が不規則であり、長距離ドライバーなどになるとかなりキツい仕事だと感じるケースも少なくありません。
非営利団体/NGO(職員採用)
項目 | 詳細 |
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平均年収 | 約300万円 (月収:約25万円) |
業務内容 | ・プロジェクト管理:社会的な課題解決を目指すプロジェクトの計画、実施、評価を行う。 ・資金調達:寄付や助成金の募集、イベントの企画・運営を通じて資金を調達する。 ・広報活動:ウェブサイト、SNS、メディアを通じて活動内容や成果を発信する。 ・ボランティア管理:ボランティアの募集、研修、活動のサポートを行う。 ・リサーチ・調査:課題の現状や解決策に関する情報収集や調査を行う。 ・教育・啓発活動:ワークショップやセミナーを開催し、社会的な課題についての認識を高める。 ・協力団体との連携:他のNGOや公的機関、企業との協力関係を築き、共同での活動を進める。 ・事務・管理業務:経理、人事、一般的なオフィス業務などのバックオフィス業務を行う。 ・現地活動:国際的なNGOの場合、現地での支援活動やプロジェクトの実施。 ・政策提言:政府や関連機関に対して、課題解決のための政策提言やアドボカシー活動を行う。 |
労働体系 | 所属団体による |
勤務地 | 世界各地 |
必要な資格 | ※学歴よりも実務経験が問われる |
NGO職員として働くためには、最低でも社会人経験が2〜3年程度ないといけません。
学歴よりもこれまでの実務経験や実績、スキルなどが評価対象とされており、特質した経験や実績を持っている人が採用されやすい傾向にあります。
いきなりNGO職員を目指すのが難しいと感じている方は、一度「JICA青年海外協力隊」を検討するのもありでしょう。
20代自衛官の転職体験談
ここでは、実際に僕が自衛隊から民間企業へ転職した際の体験談を、インタビュー形式でご紹介します。
自衛隊を辞めてよかったと感じましたか?
正直言うと、もう少し続けたかったですね。当時は、職場の人間関係が良くなかったことから、過剰にストレスが溜まってしまい逃げるように辞めてしまいました。
ただ、辞めたことに対する後悔はありません。現在は、フリーランスのwebライターとして楽しく活動しています。
再就職が厳しいと感じましたか?
再就職に関しては、それほど難しいとは感じませんでした。
僕の場合は、自衛隊を辞めた後に一度実家へ帰郷し、その後就職先を探しました。理想を言えば、自衛隊に在籍している間に、次の転職先の目処をつけておくのが良いでしょう。
もちろん、辞めた後にじっくりと時間をかけて、転職活動をするのもありです。
再就職先での本音を聞かせてください
自衛隊に入隊する前は、アルバイトすら行ったことがなかったため、正直緊張しました。ただ、数ヶ月もすれば仕事に慣れたので、それほどキツいとは感じませんでした。
再就職先選びはとても大変かもしれませんが、まずは経験を積むことを重要視して、一度飛び込んでみるのもありです。
何事も実際にやってみないと分からないことが多いので、やってみてから合わなかったら、またその時に対策を考えると良いでしょう。
20代の自衛官が転職を成功させるための8つのポイント
転職活動を成功させるための8つの重要なポイントに関して、それぞれ分かりやすく解説します。
自己分析を行う
自衛官としての経験は、他の職種とは異なる特有のもの。その中でのあなたの役割、得意なこと、学んだスキルを明確にしましょう。
これが転職活動の基盤となり、どのような職種や業界が自分に合っているかの指針となります。
市場調査を行う
自衛官の経験を高く評価する業界や企業、求められるスキルや資格をリサーチしましょう。
これにより、自分のキャリアの方向性を明確にし、効果的な転職活動が可能となります。
転職支援サービスを利用する
専門家のアドバイスやサポートを受けられる転職エージェントや転職サイトの利用は、転職活動の質を格段に上げることができます。
特に、自衛官の経験を理解してくれるエージェントを選ぶと良いでしょう。
面接対策を行う
自衛官としての経験や学んだスキルをどのようにアピールするか、また、どのような質問が来るかを予測し、事前に対策をしておくことで、面接時の自信につながります。
転職エージェントサービスを活用することで、具体的な面接対策を行うことも可能です。
履歴書・職務経歴書を工夫する
自衛官としての経験や成果を具体的に、そして分かりやすく記載することで、採用担当者にあなたの魅力を伝えることができます。
特に、民間企業での業務とどのようにリンクするかを、強調すると良いでしょう。
履歴書や職務経歴書のテンプレートに関しては、「履歴書 サンプル」とGoogle検索すると、簡単にひな形を探すことができます。
転職理由を明確にする
転職理由は、あなた自身にとっても非常に重要な項目ですので、必ず具体的に紙に書き出すなどして明確化しておきましょう。
漠然とした理由で転職してしまうと、その後後悔する可能性が高いからです。
また、自衛官を辞めたい理由、そして転職先で何を成し遂げたいのかを明確にすることで、面接時に自分の意志やモチベーションをしっかりと伝えることができます。
転職活動のスケジュールを立てる
転職活動は、計画的に行うことが成功の鍵です。
情報収集、自己分析、面接の日程など、一つ一つのステップをスケジュールに落とし込み、計画的に進めるようにしましょう。
また、自衛隊は他の公務員とは異なり、退職までのプロセスが非常に長いです。
転職を決意した人は、まずは退職する算段を先に立てた上で、転職先を探す方がスムーズに進めやすいです。
失敗を恐れない
最初は、民間企業で働けるのか、転職できるのかなどの不安が付きまといますが、誰もが経験していることなので心配することはありません。
転職活動は、必ずしも一度で成功するものではありません。一つの失敗や挫折を経験しても、それを学びとして次に活かすことが大切です。
前向きな姿勢でチャレンジし続けることが、成功への道を開きます。失敗を恐れずにチャレンジしましょう。
20代元自衛官におすすめの転職支援サービス
20代自衛官におすすめの「転職エージェントサービス」を2社に絞って、それぞれ分かりやすくご紹介します。
今すぐには転職を考えていない人も、転職エージェントに対する相談は無料で行えるので、市場調査の一環を兼ねて一度相談してみることをおすすめします。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、大手転職支援サービスで、多くの企業と提携しており、非公開求人を含む幅広い求人情報を持っています。
利用者は専任のキャリアアドバイザーにサポートされ、履歴書の作成から面接対策まで、転職活動の各ステップでのアドバイスや指導を受けることができます。
サービスの利用は無料で、転職が成功した場合も利用者に費用は発生しません。
公式サイトから簡単に登録ができ、自分のキャリアや希望に合った求人情報を受け取ることができます。
項目 | 評価 |
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総合評価 | ★★★★★ |
内定率の高さ | ★★★★ |
仕事の探しやすさ | ★★★★★ |
利用者の数 | ★★★★★ |
doda転職エージェント
「doda転職エージェント」は、転職市場で長い歴史を持つ転職支援サービスです。
特に、中途採用の求人情報に強みを持ち、幅広い業界や職種の情報を網羅しています。
dodaの特徴として、独自のキャリア診断ツールを利用して、利用者の適性や希望に合った求人を紹介してくれる点が挙げられます。
また、キャリアアドバイザーとの面談では、転職市場の最新トレンドや、業界の動向についての深い知識を共有してもらえるのも魅力の一つです。
項目 | 評価 |
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総合評価 | ★★★★ |
内定率の高さ | ★★★★ |
仕事の探しやすさ | ★★★ |
利用者の数 | ★★★★ |
20代自衛官の転職に関するよくあるQ&A
転職を考える20代の自衛官にとって、多くの疑問や不安があることでしょう。以下に、よくある質問とその回答をまとめました。
Q.自衛官の経験は民間企業で役立ちますか?
自衛官は業務を通して、チームワーク、リーダーシップ、危機管理などのスキルを身につけることができます。これらのスキルは、多くの民間企業で高く評価されます。
Q.自衛隊の経験を活かせる職種は?
自衛隊の経験を活かせる職種は、多岐にわたります。
例として、警備員、消防官、警察官、土木職、非営利団体やNGO職員などが挙げられます。
Q.自衛隊からの再就職は厳しいですか?
自衛隊の経験は独特であり、その経験をどのようにアピールするかが鍵となります。
適切な職種や企業を選び、自衛官としての経験やスキルをしっかりとアピールすることで、再就職は十分に可能です。
また、転職エージェントサービスを利用することで、より効果的な転職活動が期待できます。
Q.自衛官を辞めるにはどうすればいいですか?
自衛官を辞める際は、所属している部隊の上司や人事部門に退職の意向を伝え、必要な手続きを進める必要があります。
また、退職後の生活設計をしっかりと考えることも大切です。