高卒自衛官が民間へ転職する方法!給料・年収アップを実現するには?【元自が語る】
こんにちは、元自衛隊のTAKUMAです。
高卒で自衛隊に入ったけど、任期満了で今年外の会社に転職を考えている自衛官は大変多いと思います。
そこで、多くの自衛官が抱えている転職の際の悩みとして
- 自衛隊を退職したら、どのような仕事があるのだろうか?
- 給料は、自衛隊と比べてどうなのだろうか?
- 高卒自衛隊でも就職できるのだろうか?
- 一般企業は元自衛隊というキャリアをどう見ているのだろうか?
などなど、挙げだしたらキリがないですが多くの悩みがあると思われます。
今回は、そんなこれから転職活動を始めようと考えている自衛官のために、サクッと転職にまつわる情報をまとめてみました。
僕も航空自衛隊で18から働いていましたが、21歳で民間企業に転職しました。また、20代・30代の若い人であれば、プログラミングスクールを活用してIT企業へ転職するのもおすすめです!
自衛隊を辞めた後の転職先
- 工員生産 34%
- 運転手 18%
- 保安警備 12%
- 販売外交 9%
- 事務会計 4%
- その他 23%
自衛隊を辞めた方が、就く仕事としては工員生産が一番多いです。
工員生産とは、いわば「工場労働者」のことをさします。
工場労働者と言ったら、車関係の工場ラインなどの単純作業が多いですね。
次に、2番目に多いのは運転手。
これは、自衛隊の大型免許を活かして就職される方が多い傾向にあります。
持っていない人も自衛官には多いので、こちらは持っている方だけの選択肢と言っても過言ではないでしょう。
最後に、3番目に多いのは保安警備です。
こちらは、良く銀行などで見かける警備員のお仕事ですね。
警備会社であれば、元自衛隊という肩書を優遇してくれる会社も多いので採用されやすいです。
自衛隊から転職する4つのメリット
- 年収が上がる可能性がある
- 民間企業だと副業ができる
- 自由な時間が増える
- 人生の選択肢が広がる
自衛隊から民間企業へと転職するメリットは、意外に多いです。
高卒だからといって転職が難しくなるわけではなく、結局は本人のやる気次第で職は必ず見つかります。
なんといっても、自衛隊と民間企業だと自由度が異なるため、転職すると自分の時間が増えるのが良いですね。
自衛隊からの転職は、今ではとても良かったと思っています。
年収が上がる可能性がある
公務員職なので、自衛隊の給料は定年退職時まで全て決まっており、いきなり5万10万と1年間で急激に増えることはありません。
しかし、民間企業では会社の業績によってはボーナスが急激に増えたり、企業から企業へと転職を繰り返すことで年収アップが望めます。
今よりも年収を上げたいと思うのであれば、自衛隊から民間企業への転職を強くおすすめします。
年収が上がる可能性がある
自衛隊をはじめとした公務員は、法律で副業が禁止されています。
年収を上げるのに一番手っ取り早いのは、転職か副業ですが自衛隊では副業ができません。
その点、民間企業では副業が認められている会社が多いため、自由にプログラミングやブログ、YouTubeでの収益を得られます。
民間企業だと副業ができる
自衛隊は何かと時間的な束縛が多いですが、民間企業では自衛隊ほど厳しい時間管理は求められません。
外出する際にも許可証が必要な自衛隊に対して、民間企業では仕事が終わった後は自由です。
特別国家公務員と呼ばれるだけあって、自衛隊は厳しい行動制限がかけられていますよね。
自衛隊から民間企業へ転職したら、最初は自由度の高さにびっくりするかも知れません。
自由な時間が増える
自衛隊にいる限りその後の人生は、定年退職を迎えるまである程度決まっています。
確かに安定した身分と収入が得られる自衛隊を魅力的に感じる人も多いですが、見方を変えると平凡な人生です。
自衛官の中には転職を機に社長になった人や、有名YouTuber(ラファエルとか)になった人もいます。
自分の人生を今後どうデザインしていくかは、あなた次第です。
自衛隊から転職する2つのデメリット
- 安定した収入を失う
- 転職で失敗する可能性がある
自衛官に限らずはじめて転職される方は、誰もが不安です。
自衛隊ほど良い待遇を受けられる組織はあまりありませんから、転職する際には優れた待遇と安定した収入の両方を失う覚悟が必要です。
転職には少なからず不安がつきものです。
安定した収入を失う
自衛隊から民間企業へ転職する最大のデメリットは、安定した収入を失ってしまうことでしょう。
会社員だから安定しているという見方もできますが、会社は業績が悪くなると最悪、潰れる可能性があります。
その上、戦力外通告(クビ)になる可能性もゼロではありませんので、自衛隊よりも立場は危ういでしょう。
転職で失敗する可能性がある
転職は100%成功するとは限りません。
もしかしたら、転職先の企業とミスマッチする可能性も考えられます。
原因は職場環境だったり、人間関係だったりと様々です。
新しい環境でほぼイチから頑張る訳ですから、多少なりともリスクは伴います。
転職で失敗しなないためにも、自衛隊にいる間にしっかりと事前準備を行うことが大切です。
自衛隊の給料と一般企業の給料の比較
上記で自衛官が転職して1番ついている職業「工員生産(工場労働者)」と自衛隊の給料を比較してみました。
✔️自衛隊の場合
- 高卒 平均初任給:約16万円
- 大卒 平均初任給:約17万円
✔️工員生産(工場労働者)の場合
- 高卒 平均初任給:約18万円~19万円
- 大卒 平均初任給:約20万円〜21万円
自衛隊の場合は、高卒の場合は16万円弱と言ったところでしょうか。
また、工員生産の方は大手のトヨタ・日産・スズキ・マツダ等の平均初任給となります。
こうやって比べてみると、初任給に関しては工員生産の方が若干高いですね。
また、自衛隊にはボーナスが年に2回ほどありますが、上記の会社であればしっかりと同じく年に2回のボーナスが支給されます。
もちろん、福利厚生も充実していますよ。
ボーナスと福利厚生で比べたら、どちらもしっかりとあるので給料面では一般の企業の方が上になりますね。
高卒自衛官を一般企業からみた評価
民間企業から見ての自衛隊の評価は、高いと言えます。
私が転職した時も、最初は工場(工員生産)に就職しましたが、面接で「元自衛隊です。」と言ったら大変好印象を抱かれました。
最近は、自衛隊の活動もTVで放映されることが多くなったため、とても一般の方々に評判がいいです。
企業側も、一般市民に信用されている職業である自衛官であったとあれば、嫌な顔するところはないと思います。
少なからず、自衛隊は「国家公務員」なのでキャリアとして問題ないでしょう。
最終学歴が高卒という肩書きは関係ない
結論だけ言うと、学歴は関係ありません。
自衛隊や警察官などの、公務員は大いに関係してくることかもしれませんが、外の会社等では学歴で評価する会社も少なくなってきました。
今は、SNSを始めとしたインターネットが発達してきているお陰で、本人のやる気と能力次第でどうにでも成り上がることができる時代です。
高卒だからとか、中卒だから、などはいい訳にしかなりませんよ。
高卒自衛官におすすめの転職サイト3つ
自衛官の方で転職を考えている人は、まずは以下でご紹介している転職サイトで自身にあった仕事をみつけてみましょう。
専属の転職エージェントがアドバイスしてくれるので、一人で悩んでいる方はとても参考になると思いますよ。
リクルートエージェント
転職と言えば、テレビCM等でもお馴染みのリクルートエージェントですよね。
扱っている案件の数も豊富であり、プロのキャリアアドバイザーがしっかりとサポートしてくれるので、初めての方でも安心して任せられます。
IT関係に転職したい方にもおすすめの転職エージェントサイトです。
項目 | 評価 |
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総合評価 | ★★★★★ |
内定率の高さ | ★★★★ |
仕事の探しやすさ | ★★★★★ |
利用者の数 | ★★★★★ |
doda転職エージェント
転職者満足度No. 1の転職エージェントdoda。
各地で行われるセミナーやイベントが充実しており、オフラインで就職活動を行いたい方にもおすすめの転職エージェントです。
会員登録(無料)を行うと、様々なあなたに合った案件のスカウトが来るようになっています。
アフターフォローも充実しているので、転職後も気になった事は気軽に相談する事が可能です。
項目 | 評価 |
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総合評価 | ★★★★ |
内定率の高さ | ★★★★ |
仕事の探しやすさ | ★★★ |
利用者の数 | ★★★★ |
マイナビエージェント
熱意あるサポートに定評がある、マイナビエージェント。
転職活動に慣れていない人でも期間に制限なくサポートしてくれる上に、特に20代を中心とした利用者の満足度が高めです。
エージェント側が親身になって話を聞いてくれるため、まずは気軽な相談から行ってみてください。
項目 | 評価 |
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総合評価 | ★★★★ |
内定率の高さ | ★★★★ |
仕事の探しやすさ | ★★★★ |
利用者の数 | ★★★ |
高卒自衛官は辞める前に転職エージェントに相談しよう
転職する時は、誰でも不安や悩みなどがあると思います。
でも、そう言う時こそ落ち着いてしっかりと状況を整理して自分にあった、転職先を探してみてくださいね。
まずは転職エージェントを活用して現状を整理しながら、市場価値を分析し転職活動に必要な履歴書や職務経歴書の作成に努めましょう。