- Web3.0で稼ぐ具体的な方法が知りたい
- 初心者でも簡単に始められる方法は?
最近話題のWeb3.0に、ビジネスチャンスを感じているのではないでしょうか。
Web3.0とは、これまでにない新しい概念であり、既に多くの国内外の企業がWeb3.0分野に参入しています。
スペースX創業者である「イーロン・マスク」氏をはじめとした、有名な米国投資家もWeb3.0分野に多くのお金を投資しています。
実際にWeb3.0の市場規模は、年々増加傾向にあり、既にMeta(旧Facebook)をはじめとした大企業が、数々のビジネスを生み出している状況です。
この記事では個人でも取り組めるWeb3.0関連のビジネスを、分かりやすく解説しています。
- Web3.0分野は個人にとっても、大きなビジネスチャンスである
- 未経験者は、最初にWeb3.0関連の仮想通貨へ投資して稼ぐのがおすすめ
- メリットだけではなく、Web3.0で稼ぐ注意点やリスクも把握しておこう
Web3.0とは非中央集権的な分散型インターネットである
Web3.0とは、分散型インターネットと呼ばれる新しい世代のインターネットを指します。
これまではサービスを提供している一部の大企業が、独占してデータを管理してきました。
しかし、Web3.0ではブロックチェーンをはじめとした新しい技術を駆使して、情報を分散管理することで一部の大企業の独占を止めることができる訳です。
インターネットが普及したことで情報は、ビジネスや国政などの分野において最も重要なものとなりました。
一部の大企業が独占するのではなく、これからは個人でデータ管理できる時代へと移り変わることで、より健全なネット環境へと変化してきているといえます。
- Web2.0からWeb3.0への具体的な変化
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Web2.0 Web3.0 法定通貨 暗号資産(仮想通貨) 株式会社 DAO(分散型自立組織) 所有権 NFT(非代替性トークン) 金融サービス DeFi(分散型金融) 今後、私たちの社会を支える公的な基盤や仕組み自体が、劇的に変化する可能性も考えられます。
Web3.0が「ビジネスチャンス」といわれる理由
既に多くの大企業がWeb3.0に関する新しい事業を立ち上げており、関連アプリやサービス、NFT作品などを多く世に排出しています。
個人においても小学生が何気なく描いたNFTアートが、数百万円で落札されるなどの事例が挙がっており、個人にチャンスがない訳ではありません。
Web3.0はより個人に寄り添った新しいインターネットであるため、法人・個人に関係なくビジネスチャンスがあるといえるでしょう。
また日本政府においても、経済産業省に新しく「大臣官房Web3.0政策推進室」が創設さています。
デジタル庁と共同してWeb3.0における、今後の事業における環境課題を解決していく予定です。
Web3.0に関する新時代のビジネスモデル【参考例】
既に数多くのWeb3.0に関するサービスや商品が公開されていますが、その中でも最近話題になったSTEPN(ステップン)が良い例でしょう。
動いて稼ぐ(Move to earn)の先駆けとなったNFTゲーム「STEPN」は、アプリを起動して歩く、もしくはジョギングするだけで仮想通貨が受け取れます。
一時期は10分ほど歩くだけで、約1万円稼げる時もありました。
しかし、STEPN内で使われている仮想通貨の価格が大暴落した後は、プレイヤーによっては借金だけが残った人も珍しくありません。
Web3.0に関連するサービスや商品は、短期間で大きく稼げるチャンスがある反面、大きなリスクも持ち合わせている特徴があります。
Web3.0で稼ぐ7つの方法【副業にもオススメ】
Web3.0で稼ぐ具体的な方法としては、次のような項目が挙げられます。
- Web3.0関連の仮想通貨へ投資して稼ぐ
- Web3.0に関する情報発信で稼ぐ
- NFTアートで稼ぐ
- NFTゲームで稼ぐ
- メタバースで稼ぐ
- DeFiで稼ぐ
- DAOで稼ぐ
Web3.0関連の仮想通貨へ投資して稼ぐ
Web3.0で稼ぐ最も簡単な方法は、関連性が高い仮想通貨へ投資することです。
Web3.0に関するサービスでは独自の仮想通貨が使われており、特定の仮想通貨へ投資を行うことで、事業拡大した際の恩恵が受けれます。
関連した仮想通貨へ投資するやり方は、どちらかといえばWeb3.0サービスの運営側に投資する行為、といえるでしょう。
もちろんWeb3.0のサービス自体が終了してしまえば、持っている仮想通貨の価値はゼロになってしまうため、投資リスクは高めです。
基本的にWeb3.0関連で使われている仮想通貨は、アルトコインと呼ばれるマイナーな銘柄であるため、価格変動リスクが非常に高い特徴を持っています。
- Web3.0関連の注目度の高い仮想通貨5銘柄
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仮想通貨の銘柄名 主な特徴 取り扱い取引所 BAT(ベーシックアテンショントークン) 専用のWebブラウザを提供している コインチェック DOT(ポルカドット) ブロックチェーンの手数料高や、処理遅延等を解決できる ビットフライヤー FIL(ファイルコイン) データ保存を分散管理できるP2Pデータプラットフォーム バイナンス(海外) ICP(インターネットコンピューター) GoogleクラウドやAWS等のクラウドサービスをブロックチェーン上で構築し、安定したサービスを提供している バイナンス(海外) JMY(ジャスミー) ブロックチェーン技術とIoTを組み合わせたプロトコルを構築し、データの民主化を目指している ビットポイント 実際に仮想通貨を購入する際には、ご自身でも詳しく調べた上で判断するようにしましょう。
Web3.0に関する情報発信で稼ぐ
個人がWeb3.0で稼ぐのであれば、ブログやYouTube、noteなどで情報発信を行い、マネタイズする方法もオススメです。
Web3.0は比較的新しい分野なので、専門家や有識者が非常に少ない上に、個人の情報発信でも十分通用する可能性が高いです。
なぜならWeb3.0の概念自体が、まだまだ不確定な要素が多いからに他なりません。
実際にWeb3.0に関する、ブログやYouTubeなどの個人発信のコンテンツはかなり増えています。
上手くブログやYouTubeで集客が行えれば、Google広告収入やアフィリエイト広告収入などが期待できるでしょう。
NFTアートで稼ぐ
NFTアートとは、非代替性トークンで作られたデジタルアート作品です。
これまでインターネット上にある画像やイラストなどは、誰の所有物であるかが明確にされていませんでした。
しかし、NFTアートではブロックチェーン技術を用いることにより、唯一無二のデジタルアート作品として確立されたものとなりました。
NFTアートでは、著作物の購買により利益を上げられる他、二次利用された際にも報酬として、著作者に報酬が入る仕組みになっています。
仮に作ったNFTアートが転売されたとしても、その時の値段の数%が著作者の報酬として支払われる訳です。
実際に日本でも小学生が夏休みの自由研究として、NFTアートを作成し販売したところ、数百万円で海外のコレクターに売れるとった事例が起きています。
NFTアートの分野では、プロ・素人に関係なく売れている事例がかなり多いため、これから始める初心者にも大いにチャンスがあるといえるでしょう。
NFTゲームで稼ぐ
- 「ゲームをプレイするだけで稼げる(play to earn)」
- 「運動するだけで稼げる(move to earn)」
Web2.0の常識では考えられなかった「ゲームをプレイするだけで稼げる」という新しい常識が、Web3.0では次々に実現されています。
たとえば「play to earn(P2E)」と呼ばれるNFTゲームの代表作として、東南アジアで爆発的に流行った「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」が良い例でしょう。
一部のプレイヤーの中には、NFTゲームで稼いだお金で家を建てた人もいるといわれています。
それほど爆発的に稼げる魅力を持っているNFTゲームですが、日本でもSTEPNが2022年に大流行しました。
STEPNは「move to earn(M2E)」と呼ばれるNFTゲームであり、まさに「歩いて稼げる」を実現したNFTゲームです。
一時期は、月に100万円以上も稼ぐプレイヤーも多くいました。
しかし、現在はSTEPN関連の仮想通貨が大暴落してしまい、借金だけが残ってしまった人も珍しくありません。
メタバースで稼ぐ
メタバースとは、簡単にいうと仮想空間や仮想現実を指します。
映画で例えると「レディ・プレイヤー1」や「サマーウォーズ」「竜とそばかすの姫」などの世界観が、メタバースに近いといえるでしょう。
基本的にメタバースの世界では、プレイヤーがアバターを活用して活動します。アバターの姿で遊んだり、お金を稼いだりすることが可能です。
既に日本でもメタバース空間の中に、観光地を再現して建設したり、お店を構えてNFT商品として販売したり、といった動きが活発化しています。
海外では、メタバース空間の土地を売買したりといった動きもあり、将来的な地価の高騰を狙っている投資家も多いです。
DeFiで稼ぐ
DeFi(Decentralized Financeの略)とは、分散型金融という意味であり、簡単にいうと中央管理者が存在しない金融仲介アプリケーションです。
従来の金融システムには、必ず銀行や証券会社、政府などの中央集権的な管理者が存在しました。
しかし、DeFiでは中央管理者が存在しない代わりに、スマートコンストラクトと呼ばれる、自動で取引を承認してくれるシステムが活用されています。
仮にユーザー間で取引を行なった場合、ブロックチェーン上に全て取引が記録されるため、不正行為やデータ改竄などは限りなく難しいです。
DeFiで稼ぐ具体的な方法としては、主に3つ挙げられます。
- 流動性マイニング
- レンディング
- ステーキング
- 詳しく知りたい方はこちら
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流動性マイニング
流動性マイニングでは、取引所に持っている仮想通貨を貸し出すことで、取引所が提供している独自のトークンを報酬として受け取れます。
受け取った独自トークンは、その後価格が上昇する可能性もあるため、その価値が高まるまで保有しておくと良いでしょう。
レンディング
レンディングとは、取引所に保有している仮想通貨を一定期間貸し出すことで、期限後に利息と共に仮想通貨が受け取れる仕組みです。
流動性マイニングとは異なり、レンディングは定期預金のような特徴を持っているため、一度預けると定められた期間内は引き出せません。
国内取引所だとコインチェックやGMOコイン等で、レンディングサービスを利用できます。
尚、レンディグの際にかかる金利は1〜5%ほどなので、銀行預金よりも遥かに金利が高いといえます。
ステーキング
ステーキングとは、特定の仮想通貨を保有した上で、ブロックチェーンのネットワーク上に参加することで報酬が得られる仕組みを指します。
ただ仮想通貨を保有するのではなく、ブロックチェーンのネットワーク上に、仮想通貨を預けなければいけない点に注意しましょう。
現在、国内の取引所ではGMOコインが、ステーキングサービスを提供しています。
DAOで稼ぐ
DAO(Decentralized Autonomous Organizationの略)とは、日本語で分散型自立組織と呼ばれる、ブロックチェーン上で運営されている組織を指します。
従来の株式会社とは異なり中央管理者が存在しない組織であるため、意思決定に関してもトップダウン方式ではなく、参加者同士で意思決定されます。
DAO内で意思決定に参加するためには、ガバナンストークンと呼ばれるコミュニティ内で配布される、投票権が必要です。
ガバナンストークンを獲得するためには、コミュニティに貢献する必要があります。
DAOは透明性が高く、誰でも自由に参加できるようになっているため、株式会社のような採用面接や試験、雇用契約等は一切ありません。
超初心者におすすめのWeb3.0の始め方・やり方【簡単】
全くの初心者がWeb3.0で稼ぐのであれば、最初はWeb3.0関連の仮想通貨へ投資して稼ぐのがおすすめです。
他の方法もありますがどれも参入ハードルが高く、初期段階である程度のWeb3.0に関する学習が必要になります。
その点、仮想通貨への投資であれば銘柄の特徴を抑えるだけ良いため、後は気になる仮想通貨を購入して中・長期保有しておけばOKです。
銘柄が値上がりした時点で一部売却するのもありですし、そのまま長期的に保有するのも良いでしょう。
仮想通貨への投資に慣れてきたら、NFTやDeFi、メタバース等にも挑戦してみてください。
Web3.0で稼ぐ際の3つの注意点
Web3.0で稼ぐ際の注意点としては、次のような項目が挙げられます。
- 詐欺目的の怪しいサービスや勧誘が多い
- 法律的な整備がまだ完全に整っていない
- 全てにおいて自己責任となる
詐欺目的の怪しいサービスや勧誘が多い
Web3.0に関するプロジェクトの中には、詐欺目的の偽サイトも多く存在しています。
パスワードやIDをうまくユーザーから引き出して、保有している仮想通貨やNFTアートを盗む、という事件も多発しており十分な注意が必要です。
個人情報の管理や偽サイトを見極めるための洞察力などは、Web3.0分野で稼ぐためには欠かせない要素だといえるでしょう。
仮に保有している仮想通貨やNFTアートが盗まれたとしても、ほぼ100%戻ってくる保証はありません。
Web3.0に関する高額な情報商材も数多く出回っているため、「簡単に稼げる、楽に稼げる」などの甘い言葉に騙されないようにしてください。
法律的な整備がまだ完全に整っていない
Web3.0をはじめとした分野に関しては、法整備がまだまだ追いついていない部分が数多く存在します。
例えばDOAを例に挙げると、株式会社とは異なり中央集権型ではないため、トラブルが起きた際の責任の所在が曖昧になりやすいです。
完璧に見える仕組みであったとしても、法的な観点から見ればまだまだ不安定な部分が多く、税金なども考慮すると不確定な要素が多い印象です。
Web3.0の将来性は、これから整備される法律や税制によっても、大きく左右されるでしょう。
全てにおいて自己責任となる
Web3.0の分野では、良くも悪くも全て自己責任となります。
情報の流動性が激しいことからも、新しい情報を本で学ぶのは遅すぎるため、あなた自身で最新情報を取得する必要があります。
インターネットの世界では、日々新しい技術やサービスが公開されており、他の分野と比較してかなり新陳代謝が高いです。
基本は自分で調べるて行動しなければいけないため、常に受け身で行動している方には不向きだといえます。
Web3.0に関するよくあるQ&A
ここでは、web3.0に関する多くの質問や悩み等の中から、特に多かった内容だけに絞って分かりやすくまとめました。
Q:Web3.0やNFT関連の企業への転職情報はどこでみれますか?
WebやIT系の企業へ転職するのであれば、転職エージェントを介して紹介してもらうのが、一番手っ取り早いでしょう。
企業への就職を望むのであれば、できるだけベンチャー企業で働いた方が裁量権が大きく、より短期間で成長できる可能性が高いです。
Web3.0分野に関するスキルアップを行いたいのであれば、既に設立されているDAOコミュニティ内で働く方法もあります。
Q:Web3.0はなぜ今注目を集めているのですか?
Web3.0という新しい概念が生まれたことにより、各業界での常識が一新される可能性が高いからです。
良くも悪くも大きな影響を与える可能性を秘めているWeb3.0ですが、企業側からしたら大きなチャンスなのは間違いありません。
もちろんWeb3.0は、個人にとっても大きなビジネスチャンスであるため、多くの人が注目している訳です。
Q:Web3.0の今後の課題は何でしょうか?
Web3.0における課題としては、次のような項目が挙げられます。
- スケーラビリティ問題
- セキュリティ上のリスク
- 利用環境の整備
- 人材確保
- 資金調達の難しさ
- サービスの独立性維持
- Web3.0に対する法整備
- 暗号資産に対する税制
とても画期的な技術であるWeb3.0ですが、専門性が高く人材の確保が難しいことから、企業側では課題の一つとなっています。
【参考記事】Web3.0トレンドを俯瞰する|日本総研
Q:Web3.0に関するおすすめの本は?
一部では胡散臭いと噂されているWeb3.0ですが、その仕組みを正しく理解できるおすすめの本を、別記事にまとめています。
【関連記事】Web3.0の学習に役立つおすすめ本5選!胡散臭い新技術を大解明
Web3.0で稼ぐ体験をしてみよう!新しいビジネスチャンスに繋がるかも
Web3.0で稼ぐ方法を、7つに絞って解説しました。
- Web3.0関連の仮想通貨へ投資して稼ぐ
- Web3.0に関する情報発信で稼ぐ
- NFTアートで稼ぐ
- NFTゲームで稼ぐ
- メタバースで稼ぐ
- DeFiで稼ぐ
- DAOで稼ぐ
既に仮想通貨やNFTアートへの投資を行っている人であれば、積極的に他の方法も試してみると良いでしょう。
逆に未経験者の方は、まずは気になる仮想通貨を国内取引所で購入してみてください。
実際に触れて体験してみることで、よりWeb3.0に対する興味・関心を高められるはずです。