【保存版】ECサイトのアクセス数が増えない本当の理由!データで見る改善の5ステップ

【保存版】ECサイトのアクセス数が増えない本当の理由!データで見る改善の5ステップ
Takuma Oka

外資系SEOスペシャリスト

Takuma Oka (岡 拓馬)

こんにちは、岡 拓馬(おか たくま)です。
このブログでは、海外ノマド×SEO×ストック収入をテーマに、自分の経験や学びを発信しています。

高校卒業後は料理人としてスタートし、その後、航空自衛隊での勤務を経て、2016年からWebライター・SEOコンサルタントとして独立。現在は、海外の外資系企業と契約しながら、フルリモートで働いています。拠点はアジア各国を転々としており、最近はベトナムやタイ、マレーシア、フィリピンなどでノマド生活をしています。

ECサイトを運営していると、どれだけ商品を追加しても、SNSを更新しても「アクセス数が全然増えない…」という壁にぶつかることがあります。

しかし本当の問題は、単に「集客が弱い」ことではなく、データを正しく見ていないことにあります。

アクセスが増えない原因は、SEOだけでなく、流入構造・ページ導線・ユーザー行動など、数字の裏側に隠れています。

本記事では、過去100件以上のECサイトを分析してきた筆者が、アクセスが増えない本当の理由をデータ視点から解説し、今日から改善できる5つのステップを紹介します。

Takuma

根拠のある改善を進めて、次の成長フェーズへ進みましょう。

目次

まず把握!アクセスが増えない“3つの真因”をデータで特定する

出典:Learn With Shopify

ECサイトのアクセス数が増えないとき、多くの担当者は「SEOが弱い」「SNSの発信量が足りない」といった表面的な原因を想定しがちです。

しかし、実際に多くのECサイトを分析すると、アクセスが伸びない背景には“3つの構造的な真因”があることが分かります。

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これらをデータで正しく把握できれば、感覚や勘に頼らず、数字ベースで改善の優先順位をつけることができます。

真因①:流入“量”の不足 — 露出母数が足りていない

まず最初に確認すべきは、「そもそも検索結果に表示されているか」です。

Google Search Console(GSC)の「検索パフォーマンス」レポートで、合計表示回数を確認してみましょう。

  • 表示回数が少ない=露出の母数が小さい
  • 掲載順位が平均30位以下=そもそもユーザーの目に触れていない

この段階では、クリック数よりも“表示されているかどうか”が重要です。

新商品や特集ページなど、まだGoogleに認識されていないURLが多い場合、まずはインデックス促進と構造化の見直しが必要です。

チェック項目
  • GSCの「URL検査」で“インデックス登録されていないURL”を確認
  • sitemap.xmlに商品ページが正しく含まれているか
  • robots.txtやnoindexタグの誤設定がないか

真因②:流入“質”のミスマッチ — 検索意図とLPがずれている

次に問題になるのが、「誰が、どんなキーワードで来ているか」です。

アクセスはあるのにCV(購入)につながらない場合、その多くはキーワードとランディングページ(LP)の不一致が原因です。

たとえば「レザー財布 メンズ」で検索しているユーザーを、カテゴリページではなく“ブランド一覧”や“特集ページ”に飛ばしてしまうと、意図が噛み合わず直帰率が上がります。

データで確認すべき指標
  • GA4:「セッション中の平均エンゲージメント時間」
  • GSC:「検索クエリ × ランディングURL」
  • 高表示・低CTRのクエリを抽出(≒タイトル・意図のズレ)

解決策としては、検索クエリごとに最適な着地点を定義する「意図別LP設計」を行いましょう。

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GSCの検索クエリを“商品名・用途・悩み・属性”にクラスタ分けしておくと、後の改善ステップで優先順位が明確になります。

真因③:到達前の損失 — 技術的要因でユーザーが来られない

最後に見落とされがちなのが、検索以前の段階でのロスです。

検索エンジンがクロールしても、構造やデータフィードの不備で正しく表示されないケースが多く見られます。

特に以下の3つは要注意です。

  1. 商品ページが重複扱いになり、canonicalタグで除外されている
  2. Merchant Centerの商品フィードが審査落ち(価格・画像・在庫の不一致)
  3. ページ速度やCLS問題でモバイル表示が低評価になり、表示回数が減少
技術チェックリスト
  • 「site:ドメイン」で主要カテゴリ・商品ページが上位表示されるか
  • Merchant Centerで“診断レポート”を確認し、除外理由を洗い出す
  • PageSpeed InsightsでLCP/CLSが目標値(LCP 2.5s未満、CLS 0.1以下)を満たしているか

これらの要因は、単純に「SEOで上げる」だけでは解決できません。

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まずは“インデックス前後のデータロス”を最小化することが、アクセス改善の第一歩となります。

アクセスが増えない原因を見抜くためのデータ活用と計測設計

出典:Learn With Shopify

アクセス数が増えない原因を特定するには、「何となく」ではなく、データの流れを設計しておくことが欠かせません。

ここでは、ECサイト運営で最低限チェックすべき4つのデータソースと、それぞれの目的・見るべき指標・頻度を整理します。

Google Search Console(GSC)|露出量と検索意図を可視化

  • 目的:検索結果での露出とクリック行動の把握
  • 頻度:週1回
指標意味改善につながる洞察
合計表示回数検索で見られた回数露出不足 or インデックス漏れを検知
平均CTRクリック率タイトル・ディスクリプションの改善余地
検索クエリユーザーの検索意図LPとの一致・ずれを判断
平均掲載順位検索順位コンテンツ質 or 被リンク強化の検討材料
活用のコツ
  • 「検索クエリ × LP」をスプレッドシートで紐づける
  • “CTRが低く順位が高い”クエリを抽出 → 改善優先度を設定
  • フィルタ機能で「ブランド名」「商品カテゴリ」「悩み系」などを分類しておく

Google Analytics 4(GA4)|流入後の行動をトレースする

  • 目的:流入の“質”とサイト内での動きを数値化
  • 頻度:週1〜2回
指標意味改善に使える視点
新規ユーザー数訪問者の母数SNS/広告との比較で分析
平均エンゲージメント時間閲覧の深さLPの内容・訴求の改善指標
イベント数(クリック等)ユーザー行動の分布CTAの位置・構成の見直し
コンバージョン数注文・問い合わせ等入口と出口の整合性チェック
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GA4では「セッション開始ページ × コンバージョン率」の探索レポートを作っておくと、“流入は多いのに売れないページ”を簡単に特定できます。

Google Merchant Center|商品データと表示エラーの検出

  • 目的:ショッピング検索や無料リスティングでの露出確認
  • 頻度:月2回
チェック項目内容アクション
審査状況登録商品の承認/拒否拒否理由を修正して再申請
データフィード商品名・価格・画像URL自動更新が正しく動作しているか確認
パフォーマンス無料リスティングの表示回数特定商品だけ表示されない場合は画像・タイトルを見直し
補足情報

Merchant Centerの“診断”タブで、在庫・価格・URL不一致の警告が出ていないかをチェック。
ここでのエラーはSEOとは別軸で、検索露出を直接減らす要因になります。

内部検索ログ/ヒートマップ|ユーザー行動の“生データ”

  • 目的:訪問後のニーズと離脱箇所の特定
  • 頻度:月1回
項目詳細
内部検索ログ「探しているのに見つからない商品」を把握
 例:「送料」「返品」「クーポン」などの検索が多い=情報導線の欠陥
ヒートマップツールスクロール率・クリック位置・離脱点を可視化
 特にモバイルでCTAが下すぎるケースはコンバージョン率を下げる典型パターンです。

計測テンプレート例(スプレッドシート想定)

指標カテゴリデータソース指標名現状値目標値改善優先度
露出量GSC合計表示回数12,50020,000★★★
CTRGSC平均CTR1.2%2.0%★★☆
行動GA4平均エンゲージメント時間28秒45秒★★☆
商品露出Merchant Center承認率85%100%★★★
サイト内検索内部検索ログ“在庫”検索件数180件50件以下★☆☆

データで分かる「よくある失敗パターン」7選

出典:Learn With Shopify

ここでは、紹介したツール(GSC・GA4・Merchant Centerなど)を使うと、数値として浮かび上がる“典型的な失敗パターン”を整理します。

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失敗パターンを事前に知っておくことで「どのデータがどう悪いと、何が起きているのか?」を、紐づけることができます。

表示回数が少ないのにページ数が多い

=インデックスされていない or クロール効率が悪い

新商品や特集を頻繁に追加しているのに、GSCで見ると表示回数がほとんどない場合、Googleがページを十分に認識していない可能性があります。

原因
  • sitemap.xml未更新
  • JavaScript生成ページがクロールできていない
  • 重複URLが多くクロールバジェットを浪費
改善方法

定期的なURL検証+canonicalの最適化でクロール効率を高める。

表示回数はあるのにCTRが極端に低い

=タイトルやメタ情報がユーザー意図と合っていない

CTRが1%未満の場合、検索結果で見られてはいるがクリックされていない状態です。

タイトルが汎用的すぎたり、価格・特徴などの訴求が弱いケースが典型です。

データ例(GSC)
  • 表示回数:10,000
  • CTR:0.6%
  • 平均掲載順位:8.4
改善方法

「キーワード+具体的ベネフィット」をタイトルに入れる(例:「〇〇素材で軽いメンズリュック」)

CTRは高いのに直帰率が高い

=ランディングページの内容が期待とズレている

クリックまではされるが、GA4でエンゲージメントが10秒未満という場合、「見出しと実際の内容が違う」ことが原因です。

典型例
  • 記事タイトルが「送料無料」とあるのに本文では条件付き
  • 検索意図が「比較」なのにページが「自社商品の紹介」になっている
改善方法

タイトルと本文の一貫性を徹底。1スクロール目で“求めていた情報”を提示。

商品ページに流入しても離脱率が高い

=商品情報の深度が浅い/レビュー・関連導線が弱い

商品ページの直帰率が80%を超えている場合、「買う判断材料が足りない」サインです。

W2の記事でも触れられていましたが、レビュー・サイズ情報・利用シーン画像はSEOにも直結します。

改善方法
  • レビュー依頼メールを自動化(MA機能で定期配信)
  • 商品Q&Aを設置し、FAQを構造化データでマークアップ
  • 「この商品を見た人は…」など内部リンクで回遊性を強化

モバイル流入での滞在時間が極端に短い

=スマホUI/UXの欠陥 or 表示速度の遅延

GA4で「モバイル比率60%以上・滞在20秒以下」なら要注意。

LCP(Largest Contentful Paint)が3秒を超えると、CVRが20〜40%下がるというデータもあります。

改善方法
  • 画像のWebP化・遅延読み込み設定
  • ファーストビューの文字量を削減し、CTAを上部に配置
  • モバイル専用のナビゲーション設計を再検討

Merchant Centerの承認率が低い

=商品データの不備でショッピング表示から除外されている

GMCで承認率が90%を下回っている場合、自社商品が検索に出ていない可能性があります。

特に“画像URLのSSLエラー”や“価格不一致”が多発するケースは要注意。

改善方向
  • Merchant Centerの診断タブで「警告」項目を精査
  • 商品フィードの自動更新を毎日スケジュール実行に設定
  • 価格や在庫変更時に即時反映される連携スクリプトを導入

広告を止めた途端アクセスが激減

=自然流入の土台が育っていない

Web広告に依存した運営では、配信を止めた瞬間アクセスがゼロになります。

オーガニック・SNS・リピーターの比率を把握し、自然流入の育成フェーズに移ることが重要です。

  • GA4の「トラフィック獲得」レポートで自然検索比率を確認
  • 目安:オーガニック流入が全体の40%未満なら依存度が高い
改善方向

広告の一部を“資産化”に投資(コンテンツSEO/リピーター施策)

ECサイトのアクセス数を底上げする改善の5ステップ

出典:Learn With Shopify

アクセス数が伸び悩むECサイトでは、「とりあえずSEO」「とりあえずSNS」という単発施策に走りがちです。

しかし、問題の本質は“データに基づいた一貫した改善フロー”がないことにあります。

ここでは、途中から読み始めた方でもすぐ実践できるよう、アクセス数を増やすための具体的な5つの改善ステップを解説します。

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SEOだけでなく、構造・導線・商品ページ・外部露出まで一気通貫で整えることで、広告に依存せず、安定的にアクセスを伸ばす仕組みをつくることができます。

STEP

需要データの再定義 — 「誰が」「何を」探しているかを見直す

まず最初にやるべきは、実際に検索されているキーワードと、自社が発信している内容のズレを見直すことです。

多くのEC担当者は商品ラインナップに目を向けがちですが、流入が伸びないときは「検索意図のマッピング」が欠けています。

実践手順
  1. GSCの検索クエリをCSVで出力
  2. 「商品名」「悩み」「用途」「属性」の4カテゴリに分類
  3. 表示回数が多くCTRが低いキーワードを抽出(=狙うべき領域)
改善アイディア
  • 実際の検索ボリュームに合わせてカテゴリ名をリライト
  • 商品名・タイトル・h1を「ユーザーが打つ言葉」に合わせる
  • 例:「保冷ボトル」→「直飲み ステンレス 水筒」
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需要データを再定義することで、“求められていないページを磨く”というムダを防げます。

STEP

構成の再設計 — ページ群を「検索導線」で整理する

次に、ECサイト全体の情報構造を“検索導線ベース”で再構築します。

カテゴリ・商品・特集・ブログが分断されていると、Googleもユーザーも「次にどこへ行けばいいか」を理解できません。

対策の方向性
  1. トップ → カテゴリ → 商品 → 記事 の階層を明確にする
  2. 主要カテゴリごとにSEO特集ページを1本設置
  3. 内部リンクを“関連タグ・特徴”で自動生成
補足情報

階層が整理されると、Googleのクロール効率が上がり、平均掲載順位が向上します。

実際に、カテゴリ構造を再設計しただけでアクセス数が2倍になった事例もあります。

STEP

商品ページ最適化 — “検索に強く、購買につながる”情報設計を行う

商品ページは、SEO評価と購買率を左右する中核コンテンツです。

アクセスが伸びない場合、ページの情報量と信頼性が不足していることがほとんどです。

改善チェックリスト
  • タイトル:特徴+キーワード(例:「UVカット・接触冷感Tシャツ」)
  • 画像:最大枚数+多角度+利用シーン別
  • 商品説明:FAQ型構成で疑問を解消
  • レビュー:購入後メールで投稿依頼を自動化
ポイント

商品ページが“検索にも強い情報ページ”として評価されると、「商品名+特徴」や「用途系キーワード」でも流入が増えるようになります。

STEP

内部導線の強化 — 離脱を防ぎ、次の行動を促す

GA4やヒートマップで「どこで離脱しているか」を見つけたら、その地点に“次の行動導線”を追加するだけで、アクセス価値を倍増させられます。

改善の具体策
  • 商品ページ下部に「この商品を見た人は〜」を設置
  • 記事から商品への導線にCTA(ボタン+画像)を設ける
  • フッターやサイドバーのリンクを人気商品中心に再配置
補足情報

離脱率が高いページを1つずつ改善するだけでも、サイト全体の平均滞在時間と自然流入が安定的に向上します。

STEP

無料リスティングの活用 — Googleショッピングで“第二の検索面”を獲得

最後に、Google Merchant Center(無料リスティング)を活用して露出経路を拡張します。

有料広告を使わなくても、商品画像付きで検索結果に掲載できるため、特に「商品名+特徴」での指名検索流入を増やすのに効果的です。

導入フロー
  1. Merchant Centerに商品フィードを登録
  2. データ連携設定を自動更新化
  3. 表示状況を「ショッピングタブ」で確認
  4. 商品タイトル・画像をCTRの高いパターンに調整
メリット
  • 購入意欲の高いユーザーに無料でリーチ可能
  • 自社サイトと同時にGoogleショッピングにも表示
  • 継続的に“広告費ゼロの集客チャネル”を育てられる

ECサイトのアクセスを“資産化”する3つの中長期戦略

ECサイトのアクセス改善には、短期的な修正と並行して、“積み上げ型の施策”が不可欠です。

リスティング広告のように一時的な流入を買うだけでは、改善サイクルは止まります。

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ここでは、3ヶ月〜1年単位でアクセスを安定させ、継続的に伸ばすための3施策を紹介します。

コンテンツSEO — 商品軸ではなく「悩み軸」で流入をつくる

アクセスを増やす最も再現性の高い方法は、悩み解決型コンテンツを資産化することです。

多くのECサイトは「商品を売る記事」しか発信しておらず、「そもそもユーザーが検索している悩み」に答えていないため、検索流入を取り逃しています。

実践ステップ
  1. GSCのクエリから“悩み・比較・使い方”系を抽出
  2. 各カテゴリに1〜2本ずつ「解決記事」を設置
  3. 記事中に商品ページへの自然な導線(ボタン+画像)を設ける
ケーススタディ

「加湿器 選び方」「オーガニックシャンプー 使い方」など、購入前の情報収集キーワードで露出を広げることで、検索面でのブランド接触数を増加させられます。

UGC活用 — レビュー・SNS・Q&Aで“信頼の厚み”を可視化

Googleは2023年以降、「体験・実証・比較・ユーザーの声」を重視するE-E-A-T評価を強化しています。

そのため、ユーザー発信型コンテンツ(UGC)をサイト上にどう組み込むかが、長期的なSEOに直結します。

改善ポイント
  • 購入後メールでレビュー投稿を自動リクエスト
  • Instagram投稿を埋め込むハッシュタグキャンペーンを定期開催
  • 商品Q&Aを設置して、FAQを構造化データでマークアップ
得られる効果
  • 実際の使用感・リアルな口コミがあるだけでCTRが上昇
  • 検索アルゴリズム上も「一次情報」として評価されやすい
  • SNS経由で“二次的な被リンク効果”が生まれる

サイト内検索とUX改善 — 滞在時間を“売上につながる行動”に変える

アクセスを増やすだけでなく、来たユーザーを離脱させない仕組みを持つことも中長期的な勝ち筋です。

とくにECサイトでは「サイト内検索」と「回遊設計」の質が売上を左右します。

改善アプローチ
  • サイト内検索の入力データを毎月分析(=ニーズの宝庫)
  • よく検索される語句をナビメニューやLPタイトルに反映
  • “閲覧履歴からのおすすめ表示”を導入し、離脱を防止
データで見る効果

滞在時間が30秒から45秒に伸びるだけで、CVRが約1.5倍になるというデータもあります。
つまりUX改善は“売上の土台を強くするSEO”ともいえます。

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これら3つの施策は、どれも1本の記事・1つの機能が“資産”になるタイプの戦略です。短期的なアクセスの波に左右されず、1年後に“勝ち筋”として積み上がる領域をつくりましょう。

インデックス・表示速度・構造化の最低ラインを整える

コンテンツや導線を改善してもアクセス数が増えないときは、“サイト自体が評価されにくい状態”になっている可能性があります。

Googleが正しくクロール・理解・表示できなければ、どれほど良い記事を書いても意味がありません。

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ここでは、ECサイトが最低限クリアすべき技術的SEOの3要素(インデックス・速度・構造化)を整理します。

最低ライン
要素状態対応ツール理想値/基準
インデックス登録除外10%未満GSCsitemap自動更新
表示速度LCP 2.5秒以下PSI / GTmetrixモバイル中心に最適化
構造化データエラー0件リッチリザルトテストProduct / FAQ / Breadcrumb
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技術的SEOの“最低ライン”を整えるだけで、アクセスの「下振れ」を防げます。これらは派手な施策ではありませんが、全施策の前提条件として最優先で整備すべき項目です。

インデックス最適化 — Googleに正しく認識される状態を維持する

まず前提として、「検索に出ていない=評価対象外」です。

どれほどページを増やしても、Googleにインデックスされていなければ存在しないのと同じです。

チェックポイント
  • GSCの「インデックス登録状況」で“除外”や“検出-未登録”が多い
  • sitemap.xmlが更新されていない
  • canonicalが誤って別URLを指定している
  • フィルタ付きURL(?sort=など)が大量生成されている
改善アクション
  • sitemap.xmlを自動更新(1日1回)に設定
  • noindexタグを意図しないページに入れていないか確認
  • 重複URL対策(パラメータ除外設定 or canonical統一)
  • 新規商品追加時は手動で「URL検査」→「インデックス登録リクエスト」

指標目安:「検出-未登録」比率が全URLの10%を超えたら要改善。

表示速度(LCP/CLS/FID) — UXとSEOの共通KPIを改善

Googleは2024年以降、Core Web Vitals(LCP・CLS・FID)を正式な評価指標に組み込みました。

特にECサイトでは画像が多く、LCP(Largest Contentful Paint)=ページの主要要素表示速度が遅れやすいです。

速度改善の基本施策
  • 画像のWebP化(次世代フォーマット)
  • Lazy Load(遅延読み込み)を実装
  • LPのファーストビューを軽量化(スライダーを減らす)
  • キャッシュ最適化(サーバー/CDN設定)
参考値
  • LCP:2.5秒以下
  • CLS:0.1以下
  • FID:100ms以下
    → これを超えるとモバイルでの離脱率が上昇します。
Takuma

改善効果はGA4の平均エンゲージメント時間に直接反映されるため、アクセス増+滞在増の両立が可能です。

構造化データ — Googleに“意味”を伝えるSEOの基礎

Googleは、ただのHTMLテキストではなく「構造的な情報(意味)」を求めています。

構造化データを正しくマークアップすれば、検索結果でのリッチリザルト表示(レビュー星・価格・在庫)につながり、CTRが大幅に向上します。

最低限入れておきたい構造化タイプ
  • Product:商品情報(名前・画像・価格・在庫・レビュー)
  • BreadcrumbList:パンくずリスト
  • FAQPage:よくある質問ページ
  • Organization:会社情報(ECブランドの信頼性強化)
Takuma

SWELLなどのテーマを使う場合でも、構造化タグをカスタムで補完しておくと確実です。特にProductスキーマの「priceCurrency」「availability」は漏れが多い項目です。

アクセスが増えないときの具体的な対応策に関するよくある質問

この記事をここまで読んで、「結局うちのサイトは何から手をつければいいのか?」と感じる方も多いはずです。

Takuma

ここでは、EC運営者・マーケターが実際によく抱く質問を整理し、実務レベルでの判断軸を提示します。

コンテンツSEOと広告、どちらを優先すべき?

目的が「即効性」なら広告、「持続性」ならSEOです。

ただし、短期と長期を分けて考えるのが鉄則です。

ケーススタディ
  • 新規ECサイト:広告70%・SEO30%
  • 運営半年〜1年:広告40%・SEO60%へシフト
    広告はデータを集める“初期投資”、SEOは“再投資”として捉えましょう。

GSCの表示回数が増えてもアクセスが伸びません。なぜ?

表示は増えている=Googleに認識されている状態ですが、クリック(CTR)が低い=タイトル・メタの訴求が弱いことが原因です。

対処法
  • CTRが低いクエリを抽出(1〜2%以下が目安)
  • meta titleに「数字・ベネフィット・差別化要素」を追加
  • ディスクリプションの前半で“結果”を明示する

例:
× 「ECサイト アクセス数を増やすコツ」
〇 「ECサイトのアクセス数が増えない原因と、今すぐできる5つの改善策」

アクセスが安定しているのに売上が伸びないのはなぜ?

流入の“質”に課題がある可能性が高いです。

GA4で「流入元別コンバージョン率」を確認し、購買に結びつかないトラフィックを整理しましょう。

チェックポイン
  • SNS流入のエンゲージメント時間が短い
  • 指名検索(ブランド名含む)が少ない
  • 商品ページのレビューが少ない

この場合は「UGC施策」「再訪促進」「メルマガ・LINE連携」が有効です。

競合が強すぎて上位表示できません。どうすれば?

ビッグキーワードで戦わないのが鉄則です。

代わりに、複合キーワード(ニッチワード)×特定の文脈で勝負しましょう。

ケーススタディ
  • 「化粧水」→「化粧水 敏感肌 男性 夏」
  • 「スニーカー」→「白スニーカー コーデ 40代」

「ラッコキーワード」「Keywordmap」「GSCクエリ」などで関連語を抽出し、1記事1テーマで深掘りすれば、大手が拾いきれない流入を獲得できます。

Googleコアアップデート後、アクセスが激減しました。リカバリーは可能?

可能です。

ただし、「1〜2週間で戻す」のではなく、構造的な信頼性を再構築する視点が必要です。

リカバリーの優先順位
  1. E-E-A-T強化:著者情報・会社情報・実績ページを整備
  2. UX改善:表示速度・モバイル最適化・内部リンク
  3. 内容刷新:古い記事のリライト・検索意図の再調整

Googleは「品質を長期的に改善したサイト」を評価する傾向にあります。

ECモール(Amazon・楽天)と自社EC、どちらを伸ばすべき?

両方を“役割分担”で考えるのが最適です。

戦略例
  • モール:新規顧客獲得・レビュー蓄積
  • 自社EC:LTV最大化・CRM・ブランド強化

つまりモールで集客し、自社ECで育てる「二段構え」戦略が最も効率的です。

アクセスは「施策の量」ではなく「設計の質」で決まる

多くのECサイトがアクセスに悩む理由は、「良い商品を出している=自然に人が来る」という幻想を持っているからです。

しかし現実には、“構造を整え、データで判断し、ユーザー体験を磨く”この3点を地道に続けることが、アクセス改善の唯一の王道です。

広告やSNSの波に流されず、“ユーザーが戻ってくる設計”を作れたサイトだけが、検索にも強くなります。

すぐに実行できる3アクション

ステップやること使用ツール成果指標
① 現状把握GSCで「検索パフォーマンス」を分析。CTR1%以下のページを特定Google Search Console改善対象URLの明確化
② 商品ページの改善商品説明・写真・レビュー構造を見直す自社EC管理画面/ChatGPT滞在時間+CVR向上
③ 技術面の整備インデックス・速度・構造化の3要素をクリアにPageSpeed Insights/リッチリザルトテストクロール率・表示改善
Takuma

すべてを一度にやる必要はありません。まずは「最も売りたい商品ページ」1つを選び、改善→効果測定→横展開のサイクルを回すだけでOKです。

【保存版】ECサイトのアクセス数が増えない本当の理由!データで見る改善の5ステップ

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この記事を書いた人

Takuma Oka Takuma Oka 外資系SEOスペシャリスト

SEO・AI・web3が大好きなWebマーケターです。フィリピン(マニラ)外資系企業で『日本人SEOスペシャリスト』としてフルリモート勤務。サイトM&AやKindle出版、Udemy講師の経験も。元航空自衛官。主に東南アジア諸国を拠点にしています。SEO歴は9年目です。趣味は、中国語の勉強とランニング。

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