SEOを頑張って記事を書いても、Googleにインデックスされなければ検索に一切表示されません。
特に最近は、記事を投稿しても「なかなかインデックスされない」と悩む声が多くなってきました。
この記事では、Google公式ガイドラインをもとに、Googleにインデックスされない理由とその解決策をわかりやすく解説します。
- インデックスされない原因は「技術的要因」と「コンテンツ品質」の大きく2つ
- Search Consoleで確認すべきチェック項目がある
- インデックスを促進するための5つの対策が有効
- インデックスされないこと=ペナルティではない
インデックスとは?ざっくり言うと「検索のデータベース登録」
インデックスとは、Googleの検索データベースにページが登録されることです。インデックスされていなければ、どんなに良い記事でも検索結果には出ません。
つまり、SEOの第一歩は「インデックスされること」。
ただし、インデックスは自動でされるとは限らず、近年は品質チェックが厳しくなっています。
インデックスされない原因とは?
インデックスされない理由にはさまざまなパターンがあります。
ここでは主に「技術的要因」「品質要因」の2つに分けて解説します。
技術的な問題がある(noindex, canonicalなど)
サイトの構造や設定に問題があると、そもそもインデックスされません。
たとえば
- HTML内に「
<meta name="robots" content="noindex">」がある - canonicalタグが他ページを参照している(自己参照していない)
- robots.txtでGooglebotのクロールが制限されている
- パスワード付きページやログイン制限がある
など、技術的なミスでクロール・インデックスをブロックしているケースです。
新しいサイト・新しい記事である
まだGoogleに認識されていないだけ、ということもあります。
特に新規ドメイン・新記事の場合、クロールまでに時間がかかることもあります。
この場合はSearch Consoleで「URL検査」から、インデックス登録リクエストを送ることで、対応可能です。
低品質コンテンツと判断されている
最近は「自動生成のような内容」「誰でも書ける汎用的な情報」は、インデックスされづらくなっています。
具体的には
- 内容が薄い・独自性がない
- E-E-A-T(専門性・権威性・信頼性・経験)が弱い
- 誤字脱字が多く可読性が低い
こういったページはクロールされても、インデックスされない傾向があります。
過去に大量の低品質記事を投稿していた
過去に「質より量」でコンテンツを量産していたサイトは、ドメイン単位で評価が落ちていることがあります。
この場合、個々のページが良くてもインデックスされにくくなります。
競合性が高く、類似記事が多いテーマ
たとえば「おすすめ転職サイト10選」や「クレジットカードランキング」のような記事は、検索エンジンにとっても飽和状態です。
このようなテーマで、他と大差のない内容の場合はインデックスが後回しにされがちです。
Search Consoleで確認すべきこと
まずは、Google Search Consoleで次の項目を確認しましょう。
- 対象URLが「検出-インデックス未登録」と表示されていないか
- 「robots.txt によりブロックされています」と出ていないか
- noindex 指定が残っていないか
- カバレッジレポートで「クロール済み – インデックス未登録」の数が増えていないか
技術的な問題を疑う場合、ここである程度特定できます。
インデックスされるためにできる5つの対策
Googleにページをインデックスしてもらうためには、ただ公開するだけでは不十分なケースもあります。
以下では、インデックス促進に効果的な5つの方法を詳しく解説します。
Takumaここからは、具体的にどうすればインデックスされやすくなるのかを、5つのアクションで解説します。
Search Console で「URL検査」を使う
最もシンプルかつ即効性のある対策が、Search Consoleの「URL検査」ツールです。
インデックスされていないページのURLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」するだけで、Googleに直接クロールを依頼できます。
ただし、依頼したからといって必ずインデックスされるわけではありません。
Googleの評価基準により、品質が不十分と判断されれば登録されません。個人的には、公開直後のページや重要な更新があるページで積極的に使っています。
内部リンクを強化する
Googleのクローラーは、内部リンクをたどってサイト内を巡回します。
インデックスされにくいページは、トップページや他の重要な記事からのリンクが少ないことが原因になっていることが多いです。
対策として、該当ページへのリンクを関連記事やサイドバー、フッターなどから追加し、サイト構造の中で「重要なページ」として認識させましょう。
特に、インデックスされているページからリンクを送ると、クローラーの巡回が促進されやすくなります。
XMLサイトマップを送信する
サイト全体の構造をGoogleに伝えるために、XML形式のサイトマップを作成してSearch Consoleから送信しましょう。
これによって、公開されたすべてのページがGoogleに把握されやすくなります。
WordPressを使っている場合は「XML Sitemap & Google News」や、「All in One SEO」などのプラグインを使えば簡単に自動生成可能です。
私の経験では、特にページ数が多いサイトや更新頻度の高いブログで、効果が出やすいと感じています。
高品質なコンテンツに仕上げる
どんなにクロールされても、コンテンツの品質が低ければインデックスされません。
たとえば、以下のような特徴があると「価値がない」と判断されて除外されやすくなります。
- 同じような表現の繰り返し
- コピーコンテンツに近い構成
- 読者ニーズに合っていない構成
- 情報量が少なすぎる(極端に短い)
特に最近のGoogleは、「訪問者にとって有益か」を重視しているため、実体験・独自データ・オリジナル画像などが評価されやすくなっています。
クロール制御の設定を確認する
robots.txtやmetaタグの設定ミスによって、意図せずインデックスをブロックしてしまっているケースもよく見られます。
たとえば、以下のような設定は要注意です。
- robots.txtに「Disallow: /」と書かれている
- 該当ページに「noindex」タグが入っている
- canonicalタグが誤って他ページを指している
Search Consoleの「カバレッジ」レポートでクロールステータスを確認し、必要に応じて修正しましょう。
よくある勘違いとSEO担当者からのアドバイス
最後に、私自身がクライアントワークでよく遭遇する「インデックスされない理由に対する誤解」と、それに対するアドバイスをいくつか共有しておきます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サイトが新しすぎると信頼性が低い | 新規ドメインの場合、Googleの信頼を得るまで時間がかかるため、インデックスされにくいのは自然な現象です。 |
| 「公開すれば自然にインデックスされる」は危険 | 競合が多いジャンルでは、積極的にクロール誘導しなければ放置されることが多いです。 |
| SNSでシェアしただけでは不十分 | SNS流入だけではクロールされにくく、あくまで内部リンクやサーチコンソールの活用が重要。 |
まとめ:インデックスされない原因を突き止め、正しく対処しよう
Googleにインデックスされない問題は、多くのウェブ担当者にとって悩ましいものですが、原因を突き止め、1つずつ対処していくことで確実に改善が見込めます。
特に大切なのは、「放置しないこと」。Search Consoleや分析ツールを活用し、技術的なミスを潰しながら、コンテンツの品質を上げていくことが最も効果的な近道です。
SEOは「待ち」の姿勢ではなく、「仕掛ける」ことが重要。ぜひ、今日から一歩踏み出してみてください。
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