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トラベルライター のTAKUMAです。
最近はクラウドソーシングサイトを活用したライターがかなり増えて来ていますが、クラウドソーシングサイトには良く「テープ起こし」という案件がありますよね。
テープ起こしとは、対談やインタビューで収録した音声を文字に書き起こす作業のことを言います。
今回はそんなテープ起こしの正しいやり方と、テープ起こしに使える便利なツール等を詳しくご紹介します。
テープ起こしのやり方

テープ起こしの流れとしては、大きく分けて4ステップあります。
- 素起こし
- ケバ取り
- 整文(リライト)
- 音合わせ(最終確認)
それぞれ詳しく説明行きますね。
文字起こしやり方Step①:素起こし(文字にする)
「素起こし」とは、録音されている音源を全て文字に起こす作業のことを指します。
ここでは全て音源を文字にするため、途中で入り込んだ「えー」とか「あー」などの人が会話の中で考えている時に出るような声も全て文字になります。
素起こしだけなら、ツールを活用すれば簡単に文字に起こせるので初心者の方でも簡単ですね。
文字起こしやり方Step②:ケバ取り(荒削り)
次に、素起こしが終わった後に行うのが「ケバ取り」ですね。
ケバ取りとは、先ほどの「えーと」や「あー」などの人が考えている時に出る言葉を取り除いたり、無駄な文章を取り除いたりする作業です。
案件によっては、ケバ取りまでしか行わないような場合もあるので、その辺りはしっかりとクライアントにしっかりと契約前に確認しましょう。
文字起こしやり方Step③:整文(リライト)
ケバ取りまで終わったら今度は、「整文(リライト)」を行います。
ライターの仕事を行なったことがある方であれば、リライトというとピンっと来る方が多いと思いますんが、ここではケバ取りが終わった文章をさらに読みやすくするため、文章を整える作業を行います。
適切な文章になっているか、流れ的におかしくないかなど細かい部分までリライトしていきます。
文字起こしやり方Step④:音合わせ(最終確認)
整文(リライト)まで終わったら、最後に「音合わせ」を行います。
音源を聴きながら、自分が整文した内容と合っているのか確認していきます。
テープ起こしに必要なスキル

テープ起こしに必要なスキルは、主に3つあります。
- 一般常識があること
- 文章力・語彙力があること
- タイピングスピード
ここでいう①の「一般常識」とは、あなたが受け持つ音源に関する知識のことを指します。
例えば、プロ野球選手のインタビューを文字起こしする場合は、「野球」に関しての知識がある程度ないと内容が理解できずしっかりと文章にすることができません。
実際に文章に書き起こすことはできても、読みやすい文章にするにはそういった予備知識が必要不可欠なのです。
ここは②の「文章力・語彙力があること」に深く結びついており、予備知識があることによって、難しい内容にならないように誰にでも分かりやすい言葉に書き換えたりする必要性がありますね。
最後の③「タイピングスピード」はそれほど重要ではありませんが、あった方が作業が早く終わりますよねっていう話です。
テープ起こしをする際のコツ

テープ起こしを行う際のコツを、以下にまとめてみました。
- 全体像を把握する
- 頻出語句は単語登録しておく
- タイピングスピードを上げる
この中で特に重要なのは、①の「全体像を把握する」ことですね。
テープ起こしを行う際には、まずは全体像を把握することから始めましょう。
ここでいう全体像とは、音源の内容のことですね。
どのような会話の内容なのか、インタビューなのか対談形式なのかなどになります。
次に、②の「頻出語句は単語登録しておく」なんですがこれは使うツールにもよるので、以下のようなテープ起こしツールを活用する方は、登録しておくと便利ですよ、って意味です。
テープ起こしをする際に知っておきたいルール

テープ起こしをする際のルールというかここでは、ライターさんなら当たり前のことを明記しています。
といってもテープ起こしをする際には、まず最初に
- 対談の場合:「誰の発言であるか」ということを明確する
- インタビュー記事の場合:話し手の話を重点的に記すようにする
ということが重要になるので、これだけは必ず覚えておきましょう。
テープ起こしのルールについては、以下からそれぞれ詳しく解説していきますね。
テープ起こしのルールその①:”ケバ取り”はしっかりと行う
ケバ取りはしっかりと行いましょう。
ケバ取りとは前述したように会話中の「えーと」とか「あー」とか人が考える時によく出る言葉ですね。
これらがしっかりと取れていないと、文章が無駄に長くなったり、内容が分かりづらくなったりするので注意してください。
テープ起こしのルールその②:使う言葉の表現は統一する
テープ起こしで文章を整文する際には、口調は統一するようにしましょう。
「です・ます」口調であれば、それで全て統一し砕けた口調であれば最初から最後まで砕けた友達会話口調で良いです。
ダメなのはそれらが混合している状態なので、その点はしっかりと統一するようにして下さいね。
テープ起こしのルールその③:文章のレイアウトまで気を使う
ここでいう文章のレイアウトとは、「読みやすさ」を指します。
テープ起こしということで、ただ単に文字に変換するのではなく、文章の読みやすさも重要になります。
しっかりと会話の途中で段落が区切られているか、句読点等は適切な位置にあるかなどが文章のレイアウトにあたりますね。
テープ起こしライターの報酬相場とは?

テープ起こしの報酬相場は、クラウドソーシングサイトでは1分あたり50円〜などという感じになっていますが、あなたのスキルにもよりますね。
ある程度実績がある方ならば、高額で契約できる場合もありますし、クライアントが何も知らずに高額で案件を提示している場合もあります。
一概にこれぐらいとは言い難いですが、クラウドソーシングサイトのお悩み相談コーナーを読んでいると大体の相場感がお分かりいただけると思いますよ。
テープ起こし初めての方におすすめのツール

テープ起こしを初めて行う方は、ツールをしっかりと活用することで簡単に文字に起こせますので是非とも活用して下さいね。
便利なツールとしては、
- Googleドキュメントの文字起こし機能
- MacPCの文字起こし機能(またはWindowsPC)
どちらもかなり便利な無料ツールなので、是非とも活用してみて下さい。
使い方が分からない場合は、以下のサイトを参考にしてトライしてみましょう。
テープ起こしに使えるおすすめのスマホアプリ

最近はスマホアプリでも、簡単にテープ起し出来るアプリケーションが増えています。
数ある中からご紹介するおすすめアプリは、以下の3つです。
- speechy
- recoco
- グラバー
特徴を以下から、それぞれ解説していきますね。
テープ起こしおすすめアプリ①:speechy
「speechy」は、音声入力の他にもブログの執筆や、英語学習等にも活用することができます。
「。」や「、」等の記号も「まる」「てん」と、言葉で入力することができる優れものです。
ただ、弱点としては音声入力アプリ全般に言えることでもあるのですが、リアルタイムの修正などには適していませんのでご注意を。
テープ起こしおすすめアプリ②:recoco
書き起こしやボイスメモ等にかなりおすすめのアプリ「recoco」。
recocoでは、書き起こした文章の重要な部分だけ、繰り返し聞き返せたりすることもできます。
お気に入り機能もついているので、重要だと感じた場所には直ぐにチェックマークすることも可能ですね。
テープ起こしおすすめアプリ③:グラバー
音声確認の精度がかなり高いことで有名なアプリ「グラバー」。
音声入力に活用しするのではあれば、グラバー が一番おすすめのアプリケーションですね。
ただ、お気に入り機能やTodoリスト作りには適さないので、他のアプリと併用して使うようにしましょう。
テープ起こしの仕事をやりたいライターにおすすめのサービスサイト

テープ起こしの仕事を探している方や、テープ起こしの仕事を外注したい方のためにおすすめのサービスサイトを以下にご紹介しています。
これら3つのサービスサイトは、ライター をやっている方であれば誰でも知っているサイトだと思います。
ご存知ない方は、是非とも活用をご検討してみて下さいね。
おすすめのサービスサイト①:クラウドワークス

日本最大級の大手クラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」。
私自身も3年ほど活用していますが、テープ起こし等の案件もかなり多く取り扱っているサービスサイトですね。
特徴としては膨大な案件があることと、短期だけではなく長期的な案件も出回っていることです。
おすすめのサービスサイト②:ランサーズ

こちらも大手のクラウドソーシングサイト「ランサーズ 」。
業界の中では一番歴史があるクラウドソーシングサイトで、主婦の方や会社員の方などの副業ツールとして多くの方々が利用しているサイトです。
特徴としては、ワーカーやクライアントの実績や身元がとても鮮明に分かるようになっているため、発注側も受注側も安心して利用できるところです。
おすすめのサービスサイト③:サグーワークス

ライターに特化したWebライター 専門のサービスサイト「サグーワークス 」。
【プラチナライター】 と呼ばれるランクになると、高単価な案件も優先して紹介してくれるのでライター として稼ぎたい方にはうってつけのサイトですね。
ただ、プラチナライター になるには試験に合格しないといけないので、まずは試験を受けてみて今の自分の実力を測るのも良いのではないでしょうか。
テープ起こしはツールを上手く活用すれば簡単にできる!

テープ起こしの案件は、しっかりとここでご紹介したツールを活用すれば誰にでもできる仕事です。
あとはコツさえ押さえておけば、綺麗にまとまると思いますので是非ともやったことがない方でもクラウドソーシングサイト等を活用して案件を受注してみて下さいね。
- 素起こし
- ケバ取り
- 整文(リライト)
- 音合わせ(最終確認)